フルモデルチェンジ版・トヨタ新型「ハリアー」のおススメグレードは何?グレード別のメーカーオプション内容や見た目の違いも見ていこう

2022-06-29

~結局のところ新型「ハリアー」はどのグレードが買いなの?~

4月13日(月)に世界初公開されたトヨタのフルモデルチェンジ版・新型「ハリアー(Toyota New Harrier)」ですが、その注目度は相当に高く、既に私がいつもお世話になっているトヨタディーラーにも多くの問い合わせが入っているようです。

例の社会問題により世界経済がかなり落ち込んでいる状態ではありますが、こういった新型車が発表・発売されることで少しでも景気が向上すればとは思います。

そして今回は、新型「ハリアー」を購入する上でおススメできるグレードは何なのか?をチェックしていきたいと思います。
新型「ハリアー」の購入を検討している方は是非とも参考にしていただけたらと思います。


~改めてグレード構成から見ていこう~

まず新型「ハリアー」に設定されるグレードですが、大きくは以下の5種類となります。

【新型「ハリアー」グレード別一覧】
[ガソリンタイプ&ハイブリッドタイプ(FF/4WD)]
・S(エントリーグレード)
・G(中間グレード)
・G”LeatherPackage”
・Z(上位グレード)
・Z”LeatherPackage”

基本的にはガソリンタイプもハイブリッドタイプも全く同じグレード構成となり、駆動方式も全てに前輪駆動(FF)と四輪駆動(4WD/E-Four)が設定されます。

~各グレードの特徴や装備内容を見ていこう~

①:エントリーグレードS

まずはエントリーグレードSから見ていきましょう。
Sグレードでは、フロントLEDヘッドライトが唯一三眼タイプになりますが、その見た目はちょっとチープ感がありますね。

おまけに上の赤丸の通りフロントロアバンパー部分は全てブラックの樹脂になります。
トヨタが公開した公式ディーラー動画は、ボディパネルと樹脂部分の見分けがつきにくいプレシャスブラックパールのボディカラーを設定し、おまけにグレードは最上位のZ”LeatherPackage”となるため、メッキ加飾が入っていたり、アルミホイールが19インチの高輝度シルバーだったりととにかくラグジュアリーでした(以下の動画を見てみよう)。

今回のSグレードを見ていくと、足元のアルミホイールは17インチのシルバー塗装仕上げとなるため、全体的にチープに見えてしまうのが正直なところ。

あとは上の赤丸にもある通り、Sグレードと中間グレードのG(”LeatherPackage”)では、メーカーオプションとなるパノラミックビューモニター(PVM)が選択できないため、どうしても耳たぶのようなものが装備されてしまいますね。
これは個人的には好ましくない装備(法規上仕方ない…)で、この装備がどうしてもイヤ!という方は最上位Zグレードをオススメしたいところです。

②:G(”LeatherPackage”)グレード

続いてはGグレードを見ていきましょう。
先ほどのSグレードに比べて、フロントロアバンパーのメッキ加飾が入ったため、一気に高級感が加味されていますね。
あとはフロントヘッドライトが三眼からプロジェクタ式へと変更され、LEDデイタイムランニングライトも標準装備となり、一気にアグレッシブな顔つきへと変化しました。

足元の18インチアルミホイールもスポーティな印象で、レクサス「CT200h versionC」に装着されている16インチアルミホイールにも似ていますが、高級感はあると思います。

ちなみにこちらがレクサス「CT200h versionC」のアルミホイールデザイン。

あとGグレードにおいては、8インチのディスプレイオーディオ(DA)が標準装備となっていて、ナビゲーションシステムが搭載されていないのが非常に難点。
トヨタディーラーの担当セールスさんによれば、DAの使い勝手は非常に悪く、画質もそこまで良くないのであまりオススメはできないとのこと。

そのため、メーカーオプションという形で12.3インチT-ConnectSDナビゲーションシステム+JBLプレミアムサウンドシステム(9スピーカー)の設定が可能となっていますが、このオプション費用がどれだけかかるのか?というところですよね。

担当セールスさんの予想としては、50万円以上に跳ね上がる可能性もあるとのことなので、それであればZグレードとの価格差次第でZグレードをチョイスするのもアリではないかと思います(そう考えるとトヨタは抱き合わせ商法が上手く、自然とZグレードへと誘導するのが上手い)。

あと、シート表皮については、Sがファブリックで、GとZがファブリック&合成皮革のコンビシートとなるため、どうしても本革シートが良い!という方はGとZ限定となるLeatherPackageでしか本革シートは選べませんし、おまけにステアリングヒーターやシートヒーター、運転席・助手席電動パワーシートもLeatherPackageにしか設定されないので、この辺りの限定的な設定もズルいなぁというのが正直なところ。

③:Z(”LeatherPackage”)グレード

最後はZグレードですね。
これに関しては12インチワイドディスプレイやヘッドアップディスプレイ、更には19インチアルミホイールといった豪華な装備が充実している上、ハイマウントバックランプもロングタイプで非常にスポーティでカッコよくなるのも大きな要素だと思います。

あと、このグレード限定となる調光ガラスムーンルーフ(但しパノラマルーフ同様にスライドやチルトといったオープン/クローズは不可)やパノラミックビューモニター(PVM)もメーカーオプションも準備されているため、特に耳たぶミラーが苦手な方は必然的にZグレードになってしまうでしょう。

そう考えると、予算を500万円~600万円ほどに設定している方は、Z(”LeatherPackage”)をおススメしたいところですが、「別に耳たぶミラーぐらい妥協できる」「12.3インチのワイドディスプレイじゃなくても良い」という方はGグレードがおススメかもしれません。
見た目もそこまで気にせず、積載性やちょっとした高級感を持たせた営業車?的なものを目的としていればSグレードで十分だとは思います。

~個人的に気になっているポイントを見ていこう~

あと、これはちょっと細かすぎるとは思うのですが、上の赤丸の通り、ルーフスポイラー部分の塗装範囲が、ZグレードとGグレードで異なるのが気になるところですね。

こちらがGグレードのルーフスポイラー部分。
シルバーっぽい塗装の範囲が広くなっているのがわかるかと思います。

Zグレード以上では、LEDハイマウントストップランプがロングになるので、それが影響しているのかもしれませんが、ちょっとモヤモヤっとする部分でもありますね。

こちらはSグレード。
Gグレードと同じくルーフスポイラーのシルバーの塗装範囲が広いように感じます。

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