えっ、そうなの?2024年にマクラーレン「P1」の実質的な後継モデルが登場する模様。ハイブリッド採用でハイパフォーマンス提供の期待は高いものの、その価値は上がらない?

2020-05-27

~マクラーレンはどうしても限定商法で売っていきたい?~

マクラーレンのラインナップモデルでリセール価値が高く、加えてハイブリッドパワートレインを搭載する「P1」ですが、何とこのモデルの実質的な後継が2024年に登場するとのこと。
自動車ニュースサイトAutocarが、マクラーレンCEOであるマイク・フレウィット氏とインタビューを行ったところ、「P1」同様にハイブリッドシステムを搭載するアルティメットシリーズが2024年にデビューを果たす予定で、これまでに無くパワフルで圧倒的なパフォーマンスを提供する一台になるそうです。
※おそらく世界限定500台販売された「マクラーレン・セナ」は、ノンハイブリッド仕様ということで「P1」の後継モデルという位置では無い模様


~マクラーレンは少量生産メーカーではあるものの、どういった方向性にシフトしたいのかが不明~

マクラーレンは今後、2035年のイギリス法規制に準じる形で、内燃機関のみを搭載するモデルをラインナップせず、ハイブリッドシステムもしくはEVを搭載するモデルをラインナップする計画を示していますが、「540C/570S(GT)/600LT」等をラインナップするスポーツシリーズや、「720S(スパイダー)/765LT」等をラインナップするスーパーシリーズにおいても、今後積極的にハイブリッドモデルがラインナップされる予定で、確実に内燃機関モデルが淘汰されるでしょうね。

なお、「マクラーレン・セナ」をはじめ「スピードテール/エルヴァ」といったアルティメットシリーズをかなり早いペースで販売しているマクラーレンですが、これだけアルティメットシリーズが乱発してしまうと、そのモデル事態の価値はもちろんのこと、限定販売とは言いながらもそもそも完売できないといった問題に陥ることも。

例の社会問題の影響で自動車業界にも大きな影響が出てきていますから、個人的にはこうした超限定モデルを乱発して何とか売り上げを伸ばそうするのは「スーパーカーメーカーとしてどうなんだろうか…」「ランボルギーニのように売りっぱなしに走っていないか?」という印象を受けてしまうのが正直なところです。

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Reference:motor1.com