フェラーリが例の社会問題対策用の人工呼吸器バルブを製造へ。もちろん跳ね馬(プランシングホース)のロゴ付きで凄いカッコいいぞ!

2020-05-27

~ようやくフェラーリも医療従事者向け用品を製造へ~

世界的に深刻化している例の社会問題ですが、最近ではトヨタや日産、ランボルギーニ、そしてルイ・ヴィトンなどがCOVID-19感染拡大防止のために医療従事者への支援として、フェイスマスクや医療用シールド等の生産に取り掛かっていますが、遂にフェラーリもマラネロ工場にて防護マスク含め、人工呼吸器系のバルブ製造をスタートしたことを正式に発表しました。

今回フェラーリが公式にて公開している医療用人工呼吸器系バルブは、積層造形技術を使用して製造していますが、何よりも注目が集められているのが、バルブにフェラーリの象徴ともいえる跳ね馬(プランシングホース)のエンブレムがプリントされていること。
一目でフェラーリブランドであることを認知させる破壊力を持っていますが、あくまでも医療従事者向けに製造される”非売品”となるため、仮にコレが外部に流通したとなったら相当な金額にて取引されそうな気がしますね。


~今後は一人ひとりの行動と、各種メーカーが力を合わせてこの局面を乗り越えていかなければならない~

もちろん、医療関係のノウハウを持っていないフェラーリが100%製造することは不可能なため、ダイビング用品メーカーであるMaresによって開発されたものでアリ、呼吸器疾患の患者を救うことのできる専用マスクに合うようオーダーメイドされた特別なバルブとなっています。

この他にも、フィッティング等の部品についてはSolid Energyによって供給され、Decathlonシュノーケルマスク用に組み付ける等して、様々なメーカーに流れることでフェラーリブランドのバルブが活用されることになります。

今後、フェラーリのブランドロゴが入ったバルブは数日間で数百単位のものが製造される予定で、イタリアの市民保護と連携してベルガモやジェノア、モデナ、サスオロなどの病院や待ちの医療従事者へと無料配布されるとのこと。

なお、フェラーリ本来の自動車工場が再稼働するのは5月3日からを予定していますが、例の社会問題の感染状況によっては、更に工場閉鎖期間を延ばす恐れもあると言われています。
今は、それよりも全てのメーカーが協力しながら感染拡大防止できるよう、一人ひとりの意識を高めたり、医療崩壊を防ぐための医療従事者向け用品を供給することに注力していかなければならない状況となっています。

Reference:CARSCOOPS