【衝撃!】日産が欧州市場から撤退し、日本や中国、アメリカに集中へ。欧州市場にて販売中のフルモデルチェンジ版・新型「ジューク」はどうなるの?

2020-05-27

~まさかあれだけ注力していた欧州市場を撤退するとは…~

海外ニュースBloombergより、2020年5月28日に発表予定となっている日産の中期経営計画にて、何と欧州市場から撤退し、今後は日本とアメリカ、中国に注力していくことを明らかにしたとのこと(※但しロイター通信は”欧州市場での販売比重を落とす”と訂正)。

この計画は、他の提携ブランドである三菱やルノーとの協力により、3社の競争を減らすとの報道もあるそうで、ルノーは欧州市場を中心に販売を注力し、三菱は日本と中国以外のアジア市場に注力していくとのこと。


~欧州市場撤退の理由は、昨今の例の社会問題も含む販売台数の低迷~

なお、日産においては日本やアメリカ、中国市場に注力していくと報道されていますが、厳密にはメキシコやロシア、南アフリカ、ブラジル、インドといった市場でも販売を継続していくことは変わらないそうですが、恐らく欧州市場撤退の理由は販売台数の低迷が大きな原因だと言われています。

もちろんこの他にも、例の社会問題により「中国から空輸する部品が物流網の乱れなどで十分に届いていない」ため、中国のサプライヤに依存した部品供給を行っていたことと、旧カルロス・ゴーンCEO時代から全く変化していないサプライヤに対する過剰なコストプレッシャーと切捨て(ほとんど下請けイジメで単純に安い部品をメーカーから購入していただけ)があったために、今になってそのツケが回ってきた可能性が高いと考えられ、今後はアメリカや中国、日本市場にて新製品や技術への投資を行っていくことに加え、可能な限り研究開発を抑えてコア市場・コア製品に投入できる注力していくことが考えられます。

~もしかすると新型「ジューク/キャッシュカイ」が日本に導入する可能性も?!~

そう考えると、現在欧州市場にて販売されているフルモデルチェンジ版・新型「ジューク」や次期「キャッシュカイ」の販売はどうなるの?といった疑問が残りますが、これについては生産終了もしくは日本やアメリカ、そして中国市場へと回ってくる可能性も十分にあり、今後日本市場においても日産の新型車のラインナップが一挙に拡大することも期待できそう(っというか拡大してほしい)。

これまでは軽自動車に注力してきた日産ですが、今後は新型「キックス/ノート/アリヤ・コンセプト/エクストレイル」といった主力モデルがラインナップされる中で、ここに大きく注目されてきた「ジューク」が追加ラインナップされるのであれば(欲を言えば新型「シルフィ/ブルーバード」も)、間違いなく昔の活気に満ち溢れた日産が戻ってくる可能性は高いかもしれません。

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Reference:Bloomberg, motor1.com