トヨタのフルモデルチェンジ版・新型「ハリアー」の中国版が「フロントランダー」にて登場する模様。発売は2020年後半予定

2020-05-27

~新型「ハリアー」の海外名は「ヴェンザ」じゃなかったの?~

日本市場では2020年6月17日に発売される予定のトヨタ・フルモデルチェンジ版・新型「ハリアー(Toyota New Harrier)」ですが、このモデルが中国市場や北米市場でも発売される予定となっています。
今回新たな情報として、新型「ハリアー」の中国版となる「フロントランダー(Frontlander)」が登場することが明らかとなりました。

ちなみに北米市場においては、以前より「ヴェンザ(Venza)」という名称にて登場するとの情報もありましたが、もしかすると中国市場共通で「フロントランダー」として登場する可能性も高そうです。


~元々中国人が好みそうなデザインなので、中国市場でもそのまま流用される可能性が高いかも?~

ベースはもちろん新型「ハリアー」で、100%フロントマスクが同じになるとも限らないのですが、正直中国市場にて評判の高そうなデザインに仕上げられているので、もしかしたらこのままのデザインにて登場するかもしれませんね。
ハンドルは中国市場に合わせて左ハンドル仕様となり、発売時期としては2020年後半ごろを予定しているそうです。

なお新型「フロントランダー」は、トヨタと広汽トヨタ(GAC-Toyota)とのパートナーシップのもとで中国現地にて生産される予定なので、内装や質感なども若干の変更が加わる可能性も高そうです。

パワートレインについては明らかになっていないものの、日本市場同様に排気量2.0L 直列4気筒直噴エンジンと、排気量2.5L 直列4気筒エンジン+電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムの2種類がラインナップされる予定とのことですが、これについては未確定要素なので、中国市場向けの専用パワートレインが搭載されることも十分に予想されます。

~中国では新型「RAV4」の姉妹車として「ワイルドランダー」も発表されていた!~

中国市場では、「フロントランダー」が発表される以前に、広汽トヨタが全く新しいオフロードSUVモデルとなる新型「ワイルドランダー(Wildlander)」を発表していたのをご存じでしょうか?

このモデルは、現在日本市場でも大きな人気を得ている新型「RAV4」の姉妹モデルということで、そのダイナミックなスタイリングと武骨な印象をある程度残した中国専売モデルとなります。
競合モデルについては明らかにしていませんが、恐らく中国専売モデルのホンダ新型「ブリーズ(Honda BREEZE)」ではないかと予想されています。

レクサスのスピンドル風グリルを採用してくるところも中国らしい

ただ、広汽トヨタもある程度の高級感を演出したかったのか、フロントエンドにはレクサスのスピンドルグリル(しかもF SPORTのメッシュ仕様)を用いているようにも見えるものの、この辺りは設計上このようなデザインとなってしまったのかもしれません。

新型「ワイルドランダー」では、新型「RAV4」よりも滑らかなマトリックスLEDヘッドライトと、再設計されたフロントフォグランプ、新デザインのフロントバンパーを採用することでオリジナリティを強化。

リヤデザインについては、どことなく現行「ハリアー」っぽい名残はあるものの、個性的なリヤテールライトを搭載していますね。
リヤエキゾーストパイプも、両サイド1本だしとなるデュアルエキゾースト仕様で非常にスポーティです。

エンジンはガソリンとハイブリッドの2種類をラインナップ

気になる新型「ワイルドランダー」のパワートレインですが、新型「RAV4」同様に排気量2.0L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力170hpを発揮するガソリンタイプと、排気量2.5L 直列4気筒自然吸気エンジン+電気モータを組合わせたハイブリッドシステムを搭載し、システム最高出力219hpを発揮するハイブリッドタイプの2種類をラインナップしています。

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Reference:AUTOCAR_India