【価格は約1.1億円から】日産とイタルデザインの共同開発モデル・新型GT-R 50 By Italdesignの量産版が世界初公開!限定50台のみ、過激なパフォーマンスと技術でやっちゃえ日産!
ジュネーブモーターショー2020中止から2か月、ようやくGT-R 50 By Italdesignが世界初公開!
過去にプロトタイプモデルなども公開済みとなっている、日産とイタルデザインの共同開発モデルGT-R 50 By Italdesignの量産モデルが遂に世界初公開されました。
このモデルは日産のハイパフォーマンスモデルとなるGT-R R35 Nismoをベースにした世界限定50台のみのスペシャル限定モデルで、その価格帯は約1.1億円からとかなり高額な一台となっています。
本来であれば、2020年3月に開催のスイス・ジュネーブモーターショーにて世界初公開予定だったのですが、例の社会問題の関係もあって中止となり、今回ようやくオンラインでのライブ配信にてその姿が明らかとなっています。
GT-R R35 Nismoをベースにしているとはいえ、その外観はかなり過激なものに仕上げらていますし、プロトタイプモデルよりも更に洗練されたデザインで、よりスタイリッシュでアグレッシブさも増しているようにも感じられますね。
それでは、量産モデルの外観インプレッションに加え、車内のレイアウトやエンジンパフォーマンスがどのようになっているのか、次のページにてチェックしていきましょう。
新型GT-R 50 By Italdesignの内外装をインプレッションしていこう
①:フロントデザイン
早速新型GT-R 50 By Italdesignのエクステリアをチェックしていきましょう。
フロントエンドの”GT-R”とさりげないVモーショングリルを除いて、ほとんどベースとなるモデルが何なのかわからないぐらいに大幅にデザインが変更されていますね。
そのほとんどがオーダーメイドにて仕上げられているとのことですが、奥行きのある複雑なフロントヘッドライトに水平基調のLEDデイタイムランニングライトが複数設けられ、カーボンファイバを使用したエアロパーツ、更には複雑なプレスラインを持つフロントフードなども設けられています。
②:サイドデザイン
サイドのスタイリングはこんな感じ。
2018年モデルのGT-R R35 Nismoに比べて、全高は54mmローダウンしているそうで(ってか車高がかなり低い…)、更にルーフラインもクーペっぽく下っていくのが確認できますし、従来モデルと比べてシャークフィン形状も空力特性を考慮して形状変更しているのがわかりますね。
ちなみに足元のアルミホイールは専用デザインの21インチ大口径アルミホイールだそうで、日産の欧州チームと北米チームによって設計された特別なホイールだそうです。
タイヤ規格については、フロント255/35 R21・リヤ285/30 R21のミシュラン製パイロットスーパースポーツタイヤを装着。
足回りについては、完全改良されたサスペンションとブレンボ製のフロント6ピストン、リヤ4ピストンの超強力ブレーキを搭載します。
③:リヤデザイン
リヤプロファイルはこんな感じ。
この位置からみたときのトップルーフの形状が独特で、ダブルバブルルーフとは異なる複雑な造りとなっていますが、この辺りもおそらくハンドメイドなのではないかと思います。
こちらはリヤエンド。
テールランプはGT-Rの象徴ともいえる丸形四灯テールランプを採用しますが、かなり立体感のある造りになっていますね。
リヤバンパー全体もカーボンファイバーパーツを使用しているのだと思いますが、この部分だけでも数千万円レベルのコストがかかっているのでしょうね。
あとは固定式リヤウィングや両サイド1本出しとなるデュアルエキゾーストシステムもインストールしています。
④:インエリアデザイン
続いてはインテリア。
オーナメントパネル類にはほとんどカーボンファイバを使用するという贅沢仕様で、ダッシュボードやステアリングホイールにはアルカンターラを使用していますね。
ただメーター類やナビゲーション、エアコン類に進化が見られず先進性もあまりないため、これで約1.1億円なのかぁ…と思ってしまうほど。
あとはステアリングホイールがフラットボトムタイプではないのも残念ですね。
シートはレザー&アルカンターラのコンビシートですが、どれぐらいタイトなスポーツシートになっているかは不明。
⑤:エンジンパフォーマンスや気になる受注は?
続いて気になるパワートレインについてですが、排気量3.8L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載しますが、ここにGT3コンペティション仕様のVTECターボチャージャーと、より大きなインタークーラーを備えたNismo仕様のアップグレード版にすることに加え、ヘビーデューティクランクシャフトやピストン、コネクティングロッド、ベアリング、高流量ピストンジェット、カムシャフトプロファイルを改良することにより最高出力720ps/7,100rpm、最大トルク780Nm/5,600rpmを発揮。
トランスミッションは6速DCTを更に強化し、より強力なディファレンシャルとドライブシャフトにより、ダイナミック且つ安全に四輪駆動(AWD)へと伝達されます。
なお、このモデルは2018年12月より既に先行受注を受け付けているそうですが、やはり価格帯が約1.1億円~ということもあってか、まだ複数台の枠が余っているそうです。
冷静に考えたら、GT-R R35 Nismoの約5倍もする国産スポーツカーですからね…投機面でも考えるとちょっとなぁ…というのもあるかもしれませんね。
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Reference:motor1.com