本当にこれで出したのか…マツダが2021年モデル・新型ピックアップトラックBT-50を発表!「魂動」デザインを採用したマツダ渾身の一台【動画有】
今のマツダの技術なら、ミニバンにも魂動デザインを採用できるかもしれない…
2020年6月17日、マツダが全く新しいピックアップトラックモデルとなる新型BT-50を世界初公開しました。
今回発表された個体は、いすゞのピックアップトラックD-MaxをベースにしたOEMモデルで、マツダのデザイン言語である”魂動”を最大限に活かしたラグジュアリーな一台。
さらにフロントヘッドライトは、ミドルサイズSUVモデルのCX-5を想起させるようなアグレッシブさを持ち、シグネチャーウィングを縁取るシルバーメッキの加飾デザインもかなり上手くまとめられているのではないかと思います。
早速新型BT-50の内外装をチェックしていこう
新型BT-50を真正面から見てみるとこんな感じ。
水平基調のバーが設けられたフロントグリルデザインを見る限り、3列シートSUVのCX-8にも見える不思議さもありますが、正直ピックアップトラックモデルでここまでマツダ色を発揮したモデルが発表できたのであれば、「魂動デザインが採用できなかったからミニバン市場は撤退した!」という発言を撤回し、ミニバンにも積極的に取り込んで欲しいというのが正直なところ。
それぐらい今のマツダの技術力は大きく進化したと思えます。
サイドのスタイリングはこんな感じ。
こうして見ると「やっぱりピックアップトラックなんだな…」と思わせるものがありますが、サイドから見た時のフロントエンドの断面形状もそうですが、よくこれだけの少ない面積と複雑な形状から、マツダのデザイン言語をまとめることができたなぁ…と感心するばかり。
正直海外市場にて発売するのはもったいなく、日本市場にも導入してほしいと思えるぐらいで、トヨタ新型ハイラック(Toyota New Hilux)にも対抗できるほどの力はあると思います。
こちらはリヤデザイン。
リヤテールランプは縦型ではあるものの、テール部分もまさかの丸形を採用するほどの本気っぷり。
エンブレムが無くても、一目でマツダを想起させてくれるようなデザインに仕上げられていると思います。
インテリアはシンプルながらもしっかりと高級感を演出
インテリアは非常にシンプルながらも、高級感はありますね。
スタイリッシュな3スポークステアリングホイールやApple CarPlay/Android Autoを含む大型インフォテイメントスクリーン、トランスミッショントンネル、ダッシュボード、センターコンソール、ソフトタッチレザーといった豪華な装備内容となっています。
ただ、ピックアップトラックモデルということもあって、電動パーキングブレーキではなく手引きのサイドブレーキが標準装備となっています。
エンジンベースはいすゞ製の3リッターディーゼル仕様
気になるパワートレインですが、先述の通りベースはフォード・レンジャー(Ford Ranger)ではなく、いすゞD-Maxがベースになっているとのことで、排気量3.0L 直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載し、最高出力188hp/最大トルク450Nmを発揮。
けん引能力は3,500kgで、ペイロード容量は1,000kgを超えているとのことです。
安全装備については、アダプティブクルーズコントロールや自動緊急ブレーキ、レーンキープアシスト、ブラインドスポットモニター、リヤクロストラフィックアラートが全て標準装備されています。
気になる価格帯については後日明らかになる予定ですが、ターゲットとなっているオーストラリア市場では2020年後半ごろに発売予定となっています。
【First Look: 2021 Mazda BT-50 Pickup Truck】
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Reference:CARSCOOPS