まるでこの世の終わりのようだ…レバノンの首都ベイルートにて発生した大規模爆発後の画像が公開。巨大なクレーターも【動画有】
まるで戦争にて核爆発の被害を受けた後のようだ
2020年8月4日(日本時間では8月5日の夜中)、中東レバノンの首都ベイルートにて、大規模な大爆発事故が発生しました。
この事故により、赤十字社が死者100人超え、更にけが人は4,000人を超えていると発表していますが、おそらく今後この数字は時間が経過するにつれて増加していくものと思われますが、その巨大な爆撃音は240km離れたところでも聞こえていたとのことですから、今後想像を絶するような数値が待っているのではないかと思います。
なお今回このような大規模爆発が発生した原因としては、爆発元となる倉庫に爆薬の原料にもなっている硝酸アンモニウムが2014年から大量(2,750トン)且つ煩雑に保管されていたとのことですが、なぜこのような大爆発が起きてしまったのかは一切不明のままとなっているそうです(現在の調査では核攻撃などではなく事故と暫定)。
ちなみに、過去にも硝酸アンモニウムでの爆発事故は2015年に中国・天津の倉庫でも発生していて、その際には173人の死者や行方不明者、周辺にある300余りのマンションや工場が被害を受け、道路にはとてつもないクレーターが発生していました。
ディアブ首相「責任者は代償を払うことになる。覚悟しろ」
そして今回レバノン・ベイルートにて発生した大規模爆発においても、爆発元となった倉庫もこのような姿となり、まるでこの世の終わりの様な…現実ではありえない映画の世界にも見えますね…。
ベイルート周りもかなり悲惨な事になっています。
今回の大規模爆発について、レバノンのディアブ首相は、「2014年から存在していた危険な倉庫についての事実が明らかになることは間違いない」と示唆していて、更にテレビ演説では「責任者は代償を払うことになる。覚悟するように」と強い口調で説明。
そして今回の爆発に関して、実はレバノンに逃亡していた日産の元会長であるカルロス・ゴーン夫妻も大被害を受けたそうですが、命に別状はなかったとのこと。
今回の大爆発が日本で発生した場合どうなる?
レバノンの爆発で10km先のガラスも割れたと聞いて東京、大阪、京都、福岡で半径10kmの円をマッピングしてみた。(中心は東京駅、なんば駅、京都駅、博多駅)
東京タワーやスカイツリー、下北沢も含まれ、ユニバーサルスタジオも京都の観光名所も福岡の主要施設も範囲内。
恐るべし硝酸アンモニウム。 pic.twitter.com/yNHbjw4fyt
— 意識高い系中島 (@Nakajima_IT_bot) August 5, 2020
そして毎度のことながら、今回の爆発が「もしも日本で発生したらどれぐらいの被害になる?」というもの。
上の画像にもある通り、東京や大阪、京都、福岡の中心駅を起点にすると、各駅周りの名所となる東京スカイツリーやユニバーサルスタジオジャパンなどが致命的なダメージを受ける計算になるそうです。
それだけ今回の大規模爆発の被害は大きすぎるということを意味しています。
#動画 : 数十人が死亡、数千人が負傷した致命的な #ベイルート爆発 の様子。#レバノン
pic.twitter.com/Er5RfPMbzg— Arab News Japan (@ArabNewsjp) August 4, 2020
Drone footage of Beirut Port shows the aftermath of the explosion and the crater created by it.#Beirut #LebanonExplosion #Lebanon pic.twitter.com/ZhHD8FcsAu
— The Dead District (@TheDeadDistrict) August 5, 2020