フルモデルチェンジ版・ホンダ新型フィット4の安全装備Honda SENSINGはまだまだ課題多め。”壁が無いのに”クリアランスソナーが鳴る

新型フィット4は確かに良くできている。だけどHonda SENSINGはまだまだ課題が多そうだ

さてさて、2020年2月25日に納車されてから半年以上が経過している私のホンダ新型フィット4(Honda New FIT4)・LUXE×四輪駆動(4WD)ですが、おそらくどこよりも圧倒的なボリュームにてインプレッション記事を公開しているのに、安全装備Honda SENSINGのインプレッションはほとんど公開していませんでした。

約半年とまだまだ短い期間ではありますが、実際にHonda SENSINGを活用してみると、かなり便利ではあるのですが、「えっ?ここで安全機能検知するの?」と疑問に思うポイントもあるので、早速気になるポイントを見ていきたいと思います。


壁からの距離を検知するクリアランスソナーの精度ってどうなの?

今回新型フィット4で最も気になったのは、Honda SENSING装備車には標準にて設定される前後方クリアランスソナーで、壁などに接近した際に警告音がなる非常に便利な機能なのですが、この警告音が「前後方に壁が無い」にも関わらず、ちょっとおかしなところで鳴り始めるんですね。

その場所というのが「踏切」で、厳密にいうと「それなりに段差のある踏切」なのですが、クリアランスソナーの警告音が鳴るタイミングは、段差の大きい踏切に進入してすぐに、出口の段差のある踏切を通過しようとするときなんですね。

これは必ずと言ってイイほどにセンサーが検知するのですが、もしかすると踏切の入り口の段差を下ったときに新型フィット4のフロントバンパー部分が少し地面に向き、そのセンサーの先にたまたま踏切出口の段差部分が「壁」だと認識して、一瞬だけクリアランスソナーが鳴っているのかもしれません。

踏切内でクリアランスソナーが鳴るのは心臓に悪すぎる

これは機能上致し方ないことなのかもしれませんが、踏切にいるなかで車内からいきなり警告音が鳴り、しかも至近距離レベルで警告音が鳴りっぱなしになるので、「えっ、もしかして何かにぶつかった?」と不安になってしまうんですね。

もちろん、これを誤検知と呼ぶには乱暴だと思うので、ホンダとしてはこのあたりのクリアランスソナーの検知精度をもう少し上げれるよう改良していただけると、今回のように踏切での警告音の鳴きとドライバーのパニックが解消されると思います。

予防安全装備と謳っているのに事故に繋がるようなことになってしまうと大変だと思うので…それだけまだまだ改良の余地と、使い勝手が向上できる便利な機能だと思うんです。

今回はピンポイントで「入口・出口の段差の大きい踏切」と限定していますが、こういった道路はいくつもあると思うので、もしかしたら私が住んでいる地域以外でも発生しているかもしれませんね。

私の新型フィット4に関する納車後インプレッション/燃費/メンテナンス/維持費などのはコチラにてまとめております。

☆★☆新型フィット4関連記事5選はコチラ!☆★☆