(印)マルチ・スズキが新型ジムニーに関する今後の販売計画を発表。5ドア版ジムニーの計画も含まれているが、2021年内→2022年初め頃に延びてしまった件

昨今の諸事情で苦しんでいるインドでは、5ドア版ジムニーを開発する余力があるかは微妙

なおインド市場では、3ドア版のジムニーを生産する一方で同国内での販売は(今のところ)無し。

5ドアモデルともなると、ホイールベースが延伸されて剛性の強化が必要になるため、まずは3ドアを用いての緻密な評価が行われ、次第にロングホイールベース&5ドアでの評価が実施されるのではないかと予想されますが、昨今の諸事情により生産もかなり厳しい状況にある中で、マルチ・スズキに開発余力があるかどうかは微妙なところ。

ちなみにインド市場では、ジムニーではなくジプシー(New Gypsy)として販売される可能性があり、パワートレインはビターラ・ブレッツァ(Vitara Brezza)/エルティガ(Ertiga)に搭載される排気量1.5L 直列4気筒自然吸気エンジンが搭載される予定で、最高出力105ps/最大トルク138Nmを発揮、そして駆動方式は二輪駆動(2WD)/四輪駆動(4WD)の何れかから選択が可能とのことですが、ジムニーの二輪駆動の需要があるかどうかは不明。


二輪駆動って…実際のところどうなの?

四輪駆動モデルであれば、舗装されていない道路の多いインドであれば、ジムニー本来のオフロードに適した走破性が強く活かされるので需要は限りなく高そう(だから競合モデルも複数存在する)。

なお話は少し脱線しますが、日本市場では一部のコアなジムニーファンの要望により、サーキット仕様にカスタムされたFRターボ仕様のジムニーに改造するアフターパーツメーカーが存在するほどで、もしインド市場でも二輪駆動を販売するのであれば、こうした一部のサーキット向けや走りを楽しむユーザーには需要があるかもしれません(あとは単純に価格帯が安い)。

なおFR駆動化した新型ジムニーは、フロントデフを完全無欠にすることで車体重量を約50kgほど軽量化し、想像以上の旋回性能と軽快なスタリング操作を発揮することができる一方で、普段私たちが目にしている四輪駆動モデルのジムニーとは全く性格が異なるため、用途も大きく変化してくると思います。

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Reference:AutocarIndia