乗員が無事だったことが奇跡…宇都宮有料道路にてマツダRX-7(FC3S)が鹿と衝突。あらゆるパーツが大破し、改めて鹿の恐ろしさを知ることに

鹿含め動物との衝突も命の危険性が高いことを忘れてはいけない

栃木県は日光宇都宮有料道路の宇都宮方面にて、ホワイトのマツダRX-7(FC3S)が走行中、突如公道に巨大な鹿が現れて衝突する大事故が発生。

事故の状況としては、鹿がRX-7のフロントフード辺りに乗り上げてきた可能性が高く、更にRX-7もそれなりにスピードが出ていた可能性もありますが、まさかここまであらゆるパーツが大破してしまうとは…

フロントフードやフロントバンパー&フェンダー、更にフロントウィンドウや運転席側のサイドドアパネルなど、あらゆるところがボコボコになり、これでドライバー含め乗員に大きなケガが無く、命に別状は無かったことが奇跡だと思います(本当に無事でよかった)。

過去に私も、夜中の田舎道を走行していた際に何度も鹿と遭遇したことがありますが、いつ・どのタイミングで公道に現れるか全く予想できないため、常にビクビクしながら走行していたのを思い出しましたし、何よりも暗い道でヘッドライトを灯していると、その光をみて鹿が立ち止まったり、ゆっくりクルマに近づいてきたこともあったため、これほど車を運転していて恐ろしいと思ったことも無かったかもしれません。


鹿と衝突してしまった場合の保険はどうなるの?

車はこのような状態になってしまったものの、まずは乗員が無事であったことが何よりですし、他車を巻き込むような二次災害にまで発展しなかったことが不幸中の幸いだったと思います。

ちなみに、今回のように公道を走行していて野生のシカと衝突してしまった場合、この鹿の飼育者や所有者が存在しないため、損害賠償責任を負うべき相手方が存在しないと考えるのが一般的。

動物との事故であっても、動物救護の観点からも、二次被害防止の観点でも、適切な事故後の対応が求められるのもの事実で、動物の安否確認をはじめ、車を安全な場所に停車し三角表示板を設置するといった安全確保のほか、警察への通報や道路緊急ダイヤルへの連絡などを、必要に応じて行うことも重要なのですが、今回の場合はちょっと例が異なります。

鹿と衝突して車が故障してしまった場合、車両保険による補償の対象となるものの、動物との事故は自損事故・単独事故として扱われるのが一般的。

補償内容を限定したタイプの車両保険をセットしている場合は、補償されないことがあるため、改めて自身の保険のタイプが「一般タイプ」なのか「限定タイプ」なのかチェックしておいた方が良いかもしれません(特にシカやイノシシといった大型の野生動物との事故では、ドライバー側の損害が大きくなってしまうことも多いの)。

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Reference:三井ダイレクト損保