見た目はバケモノ&大排気量モンスターっぽいのに超絶エコ!水素燃料で走るスーパーカー・Hyperion XP-1の開発車両がラスベガスを走る

恐らく2021年最も見た目と中身のギャップが凄いモデルだと思う

オンライン形式にて開催されたCES2021にて、ゼロエミッション&水素燃料を動力源とする新世代スーパーカー・ハイペリオン(Hyperion)XP-1が公開され、更に本拠地となるアメリカ・ラスベガスを背景に、開発車両としてテスト走行が実施されました。

丸みを帯びたボディスタイルは、どことなくブガッティ・シロン(Bugatti Chiron)っぽい雰囲気はあるものの、見た目と中身のギャップがあまりにも大きすぎて、ある意味2021年最も衝撃的なモデルとして登場するかもしれません。


見た目は大排気量エンジン搭載のブガッティ風…だけど中身はトヨタ新型ミライと同じ水素で超絶エコ

こちらがアメリカ・ロサンゼルスの公道を走るハイペリオンXP-1。

ボディ全体には分厚めのカモフラージュラッピングが施されていますが、その見た目はまるで化け物のようで、しかしパワートレインは排ガスを一切放出せず、水だけを排出する超絶エコロジーな水素燃料モデル。

つまり、トヨタ新型ミライ(Toyota New MIRAI)と同じ水素燃料システムを採用しながらも、その加速性能はスーパーカー並み(もしくはそれ以上?!)ともいわれています。

色んな角度から見ても恐ろしいエクステリアを持ち、特にドアサイド部分のCラインはブガッティを想起させるものがあります。

とはいえ、これだけヤバそうな見た目なのに水素で走るというギャップがあまりにも強烈で、色んな意味で様々な投資家や資産家から注目される一台になるのかもしれませんね。

リヤエンドはこんな感じ。

いやいや…まるでジェットエンジンのような大口径マフラーを装着していますが、ここから放出されるのは水だけなので、ある意味ダミーマフラー的なパーツなのかもしれません。

加速性能はブガッティ・シロンよりも速い!

ちなみにこのモデルのパワートレインは水素燃料電池を搭載しながらも、0-100km/hの加速時間が僅か2.2秒でブガッティ・シロンの2.5秒未満よりも速く、最高時速は356km/hにまで到達。

そして3速のトランスミッションを介して四輪へと駆動力を伝達するとのことですが、それ以上に驚きなのが航続可能距離が1,635kmもあるということ。

たしかトヨタ新型ミライでも航続可能距離が850kmだったと記憶していますが、このモデルは更に倍近く走ることに。

一体どれだけの水素燃料タンクを搭載しているのかは不明ですが、車体重量は間違いなく重いはずなのに、それでも0-100km/hの加速時間が2.2秒ということは、エレクトリックモーターの出力も相当に高いことが予想されます(もしかしたらシステム総出力1,000hp/システムトルク1,000Nmを超えているかもしれない)。

なおこのモデルの生産台数は300台と少なくはないですが、恐らく車両本体価格は優に億超えになると予想されます(現時点では価格は公表されていない)。

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Reference:motor1.com