(英)スバルが過激発言「2020年はコロナや排ガス規制のせいでバカげた年だった」→年間僅か951台しか出荷されず、前年比68%以上の大幅減に

あの真面目なスバルが”ここまで”過激な発言をするのも無理はない

2020年は、昨今の諸事情による影響や排ガス規制の更なる厳重化により、どの自動車メーカーも販売・出荷台数共に大幅減となりましたが、そんななかスバルの欧州部門では「過去最悪の一年だった」そうで、その怒りをオブラートに包むことなくストレートに発言しています。

海外カーメディアAUTOCARの取材より、イギリススバルの広報担当であるJohn Hurtig氏のコメントによると「2020年は本当に販売台数が少なかった。こんなに馬鹿げた1年は無かったよ」と、かなり大胆に表現しているのがわかります。


新型コロナもそうだが、排ガス規制の関係で新車登録を前倒し→年式が古くなるため値引き→利益率低下→何も良いことが無い

販売台数が大幅に減った原因としては、全世界を恐怖に陥れた新型コロナウイルスが影響しているとのことですが、これ以外にも2020年1月に欧州連合によって施行された「乗用車と商用バンの厳しい排ガス規制の義務化」のダブルパンチが影響しているとのこと。

先述にもある通り、2020年1月に施行された排ガス規制の義務化を避けるため、2019年末に多くのスバル車両を事前登録したことも影響しているとのことで、2020年はほとんど新車登録ができなかったそうです。

しかもこれらの車両は、事前登録車両(年式が1年古くなる)として値引きされて販売されたため、利益率の面でもかなりの打撃を受けているとのことですし、2020年のイギリスの新車出荷台数は僅か951台のみ、前年比で68%以上も大幅減となっていることから、全てにおいて悪影響をもたらしているとのこと。

新型コロナ対策となるオンライン販売も実施していなかった

この他、2020年スバル・イギリスが全く売れなかった理由としては、他の自動車メーカーが積極的に導入しているオンライン販売を行わなかったことで、これにより多くの販売チャンスを逃していたとの見方もあるようです。

ただ、2020年の後半に入って経営陣の見直しが行われ、他社に比べてタイミングとしては遅れてしまったものの、何とかオンライン販売を実施できるようになったとのこと。

あとは環境法規制に適した、一部改良・新型XVやフォレスター(Subaru New Forester)、アウトバック(New Outback)が販売されたことも、僅かながら販売台数に少しずつ貢献しているそうです。

スバル・イギリスは2021年にどういった対策を施してく?更に新型コロナや排ガス規制以外にも新たな問題も?気になる続きは以下の次のページにてチェック!