アストンマーティン・ヴァンテージとDBXがF1公式セーフティカー&メディカルカーとして採用・世界初公開へ!英国の象徴ブリティッシュグリーンで瞬時に駆け抜ける

1996年以来セーフティカーとして採用されてきたメルセデスベンツから大きく変更

2021年シーズン(3月12日~3月14日)として開催されるガルフ・エア・バーレーンGPにて、アストンマーティン・ヴァンテージ(Astonmartin Vantage)/DBXが、F1公式セーフティカー&メディカルカーとして起用され、世界初公開されました。

1996年以来、メルセデスベンツがFIAフォーミュラワン世界選手権専用にセーフティカーを供給してきましたが、当初はAMG C36が使用され、2020年まではAMG GT Rが起用されてきましたが、遂に2021年から大きく変更されます。

早速セーフティ&メディカルカーとして採用されたヴァンテージ/DBXのエクステリアをチェックしていきましょう。


ブリティッシュグリーンに身をまとったアストンマーティンのセーフティカー&メディカルカーを見ていこう

こちらが今回、ガルフ・エア・バーレーンGPにて公式採用されたアストンマーティン・ヴァンテージ/DBXのF1セーフティ&メディカルカー。

同社のエントリーモデルとなるヴァンテージに加え、積載性とパフォーマンスを両立し、更にアストンマーティン初となるSUVモデルDBXの2車が採用されるのはちょっと珍しいですね。

ちなみに、何れのモデルもメルセデスベンツAMGより供給される排気量4.0L AMG M177型V型8気筒ツインターボエンジンを搭載するため、厳密にはメルセデスとのかかわりも継続するセーフティカーでもあります(つまり、メルセデスとアストンマーティンがセーフティカーとメディカルカーの義務を分担するよう契約が改訂された)。

今回起用されているモデルには、FIAより任命されたベルント・マイレンダー氏と、元レーシングドライバーのリチャード・ダーカー氏がセーフティカー専属ドライバーとして勤め、アラン・ファン・デル・メルウェがメディカルカーの指揮をとることになります。

ボディカラーもイギリスを象徴するブリティッシュグリーンに、蛍光イエローのアクセントを追加

またボディカラーは、イギリスの象徴でもあるブリティッシュグリーンにペイントされ、何れにも下回りには蛍光イエローのアクセントが追加されたデザインは、1959年にル・マン24時間耐久レースにて優勝したDBR2のカラーをモチーフにしたかのようにも見えますね。

参考までに、2020年の公式セーフティカーには、コロナ禍と闘う慈善団体への資金集めを目的としつつ、人種差別の撤廃やスポーツの多様性を改善とすることも目的としたイニシアチブ#WeRaceAsOneのレインボーロゴを設けていたものの、2021年はそれを廃止にしたことも大きな話題になっています。

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ヴァンテージ/DBXのエクステリアをチェックしていこう

こちらが2ドアスポーツクーペタイプのヴァンテージ。

魚っぽいフロントグリルが非常に印象的ですが、パワートレインは先述の通り排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、少し出力アップした最高出力528hp/最大トルク685Nmを発揮します。

パトライトと巨大リヤウィングを装着したヴァンテージ。

フロントスポイラーだけでなく、サイドスカートやリヤディフューザー、そしてサイドウィングにも蛍光イエローのアクセントを追加しています。

そしてこちらがメディカルカーのDBX。

ヴァンテージ同様にブリティッシュグリーンに蛍光イエローのアクセントがかなりインパクト有り。

なおこちらのパワートレインも排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力542hp/最大トルク700Nmを発揮。

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Reference:motor1.com