中国専売モデル・トヨタ新型クラウンヴェルファイア(皇冠 威尓法)の実車インプレッション!実は「ヴェルファイア」からのマイナーチェンジで改名したようだ【動画有】

2022-06-29

改名の理由は様々で、一汽豊田としてのブランド価値を高めることも一つの目的に

2021年4月19日より開催の中国・上海モーターショー2021にて、トヨタと第一汽車の合弁企業である一汽豊田より、中国専売モデルとなる新型クラウンヴェルファイア(Toyota New Crown Vellfire)が世界初公開されましたが、このモデルに関する内外装実車インプレッションを行っていきたいと思います。

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今回突如発表された新型クラウンヴェルファイアですが、「クラウン」の付くモデルは同日に公開された新型ハイランダー(New Highlander)の派生車種となるクラウンクルーガー(Crown Kluger)に次いで2番目。

しかも中国市場では既にヴェルファイアが販売されていたため、今回はマイナーチェンジによって内外装を変更するだけでなく、車名も中国名となる「皇冠 威尔法」へと変更されました。


新型クラウンヴェルファイアはエアロボディモデルがベース

こちらが新型クラウンヴェルファイアの実車エクステリア。

見た目は現行ヴェルファイアのエアロボディ仕様で、フロントグリルだけでなくサイドエアインテーク周りもメッキ加飾にすることでオラオラ顔と高級感、威圧感、そして「クラウン」の名に恥じない存在感を与えるために、エアロボディがベースになっているとのこと。

今後中国では増えるかもしれない王冠ロゴ

新型クラウンヴェルファイアの大きな特徴と言えば、このフロントエンドに貼付された”王冠”ロゴ(エンブレム)。

一汽豊田が発表した新型クラウンクルーガー同様に、トヨタのCIマークでは無く王冠ロゴにすることで、従来のヴェルファイアや他のミニバンに比べて高級志向であること、1960年代から中国との深いつながりのあるクラウンに対しての敬意と特別感を背景にしているのだと思われますが、その分価格帯もクラウン以上に超高額。

グレードはエグゼクティブラウンジがベースで、価格帯も約1,393万円から

っというのもこのモデル、実はベースがエアロボディだけでなく、”エグゼクティブラウンジ(Executive Lounge)”グレードがベースになっているため、価格帯も(現地生産でありながら)約1,393万円~約1,527万円。

単なる王冠ロゴを貼付した見せかけだけでなく、購入できるユーザーも相当に限られるため、一汽豊田としても「クラウンの名を使う以上、生半可な想いで開発していない」という強い想いがあるのかもしれません。

なお装備内容はある程度充実しているそうで、メーカーオプションもほとんど無し。

アルミホイールも王冠ロゴのセンターキャップを貼付したマルチスポークタイプで、エアロボディのインパクトに一切負けないポリッシュ仕上げ。

新型クラウンヴェルファイアの内装はかなり充実している?ちょっとしたギミック要素も…気になる続きは以下の次のページにてチェック!