東京都・池袋暴走事故で親子の命を奪った飯塚幸三 被告「心苦しいが、わたしの過失はないと思ってます」と主張→アクセルとブレーキの踏み間違いについても…【動画有】

2022-06-29

遺族と飯塚幸三 被告の質疑応答の続き

【遺族から被告に対して質問⑦】

松永さんが「あなたは無罪を主張しますか?」と聞くと、飯塚被告は、少し考えた後「はい。心苦しいと思っていますが、私の記憶違いはないので、過失はないと思います。」と答えました。

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【遺族から被告に対して質問⑧】

松永さんは「本心では(無罪の主張が)無理があると思っていませんか?」と聞くと、飯塚被告は「暴走状態の車を止められなかったのは悔やんでいます」と答えました。

さらに「気持ちは全く揺るがないですか?」と聞くと「はい、同じ思いです」と答えました

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【遺族から被告に対して質問⑨】

松永さんは「実況見分時は、アクセルとブレーキを踏み間違えた可能性も否定できないと話したのに、裁判が進むにつれて、踏み間違えていないとの思いが強くなったのはなぜですか?」と飯塚被告に質問しました。

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【遺族から被告に対して質問⑩】

飯塚被告はこの質問に対して、「警察の取り調べで『アクセルとブレーキの踏み間違えを認め、被害者の心情に沿った話をした方が刑が軽くなる』と言われ、そう申したと思います。」と答えました。

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飯塚幸三 被告「責任というのは非常にあいまい」

【遺族から被告に対して質問⑪】

松永さんが「責任を感じているのですか?」と質問すると、飯塚被告は「責任というのは非常にあいまいだと思いますが、悔やんでいるというのは、車で当日出かけなければ事故が起きなかったという意味でもあります。」と自身の気持ちを述べました。

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【遺族から被告に対して質問⑫】

松永さんは「家族などから運転をやめた方がいいと助言はあったか?」と聞かれると、飯塚被告は「日常の中で年なのでそろそろやめたら、という話が出たことはあります。自立した生活をするために車が必要で理解してもらっていたと思います。」と答えました。

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【遺族から被告に対して質問⑬】

松永さんが「パニックだったのでは?」と聞くと、飯塚被告は「非常に恐怖を感じていたとの意味でパニックでしたが、何で暴走するのか分からずブレーキから足をあげてアクセルを見た。」と話し、「意思ははっきりしていた。」と続けました。

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【遺族から被告に対して質問⑭】

松永さんが「杖をついている状態で運転して大丈夫だと思ったんですか?」と聞くと、飯塚被告は「自分の感覚として、杖をつくのは歩きやすいからです。座っている時はふらふらせずいられるので、車の運転には支障はないと思いました。」と答えました。

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【遺族から被告に対して質問⑮】

松永さんが「事故が故意ではない事は理解しているが、私たちが許せない理由については分かりますか?」と聞くと、飯塚被告は「被害者の方が加害者を許せないのは理由がどうであろうと、亡くなられた事実は変わらず、仕方ないと思います。」と答えました。

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【遺族から被告に対して質問⑯】

松永さんが「自分が事故を起こしたという自覚はあるか?」と聞くと、飯塚被告は「自分の事故でお2人が亡くなられた事は十分に認識していますし、大勢の方が怪我をしたのは自分の事故のためだったと認識しており、重く受け止めております。」と答えました。

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【遺族から被告に対して質問⑰】

松永さんが「2人の命と遺族の無念と向き合っていないと言われても仕方ないと思いませんか?」と聞くと、飯塚被告は「向き合っていない、とはどういうことか分かりませんが、私としては心を痛め重く受け止めているつもりでございます。」と答えました。

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【遺族から被告に対して質問⑱】

松永さんが「刑務所に入る覚悟はありますか?」と聞くと、飯塚被告は「はい、あります。」と答えました。

また「有罪の場合、控訴しますか?」と聞くと、飯塚被告は「分かりませんが、なるべく(控訴)しないようにしたいと思っています。」と答えました。

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【遺族から被告に対して質問⑲】

松永さんによる飯塚被告への質問は終わりました。続いて、松永さんの妻で、事故で亡くなった真菜さんの父親による被告人質問が始まりました。

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【遺族から被告に対して質問⑳】

真菜さんの父親が「事故を起こしてまだ悪いと思っていないんですか?」と聞くと、飯塚被告は「本当に悔やんでおります。車で出かけなければ事故が起こらず、おふたりの命も大丈夫だったわけですから。その点は申し訳なかったと思っています」と答えました。

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【遺族から被告に対して質問㉑】

真菜さんの父親が、ブレーキとアクセルの踏み間違えの可能性について「認めていただきたい。ご家族も苦しんでいるでしょう。」と質問すると、飯塚被告は「家族はとても心配しています。」と答えました。

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【遺族から被告に対して質問㉒】

飯塚被告は自身の家族について「私の車でおきた事故ですので、家族になるべく影響が及ばないようにしたいです。私自身で決着をつけたいと思います。」と答えました。

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【遺族から被告に対して質問㉓】

真菜さんの父親は「(事故について)よく反省して、心の底からの『ごめんなさい』が聞けるのを楽しみにしています。」と述べ、飯塚被告に対する質問を終えました。

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今回の公判中、トヨタが報道各社にコメント「車両に異常なかった」

なお今回の飯塚幸三 被告の公判中、例のプリウスを調査していたトヨタ側が、報道各社に正式にコメントしています。

全文は以下の通り。

「今回の事故でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたしますとともに、おけがをされた方の一日も早い回復をお祈り申し上げます」

 「私たちは、クルマが安全であることはもちろん、お客様が心から安心してクルマをお使いいただけることが大切であると常日頃から考えております」

 「本件の被告人が、裁判の中で、本件の車両に技術的な欠陥があると主張されていますが、当局要請に基づく調査協力の結果、車両に異常や技術的な問題は認められませんでした」

 「自分たちが製造したクルマが関わった事故により、大切な命とご遺族の方々の幸せな日常までもが一瞬で失われたという事実から決して目を背けることなく、こうした悲しい事故がなくなるよう、今後とも安全で安心なクルマの開発に全身全霊をかけて取り組んでまいります」

 「トヨタは、重大な事故や事案などの発生時、当局からの要請の他、お客様からのお申し出に対し、きちんと車両の技術面を調査するための仕組みをすでに運用しております。今後もしっかり対応してまいりたいと思います」

 「これからも皆様に安心してお乗りいただきたいとの思いも含め、クルマ社会に関わる全ての皆様と一緒になり、安全で安心に暮らすことができるクルマ社会の実現に向けて、引き続きあらゆる努力を続けてまいります」(千葉卓朗)

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Reference:ライブドアニュース