【価格は約227万円から】何コレ可愛い!ドイツ製エレクトリック・ブランズの新型Xbusが世界初公開!コンパクトピュアEVトラックで顔つきはHonda e風
愛くるしい表情のピュアEVトラックだが、スペックや価格帯から完全にシティコミューター市場を奪うダークホースになるかもしれない
ドイツの自動車メーカー・エレクトリック・ブランズ(Electric Brands)が、新世代ピュアエレクトリック(EV)トラックの新型Xbusを世界初公開しました。
今回エレクトリック・ブランズ社(以下、EB)が発表したモデルは、モジュール式の電気自動車専用プラットフォームを採用したもので、これをベースに9つのボディスタイルに流用できるとのことから、トヨタが中国・上海モーターショー2021にて発表した新型bZ4Xのように、フレキシブル性の高いe-TNGAプラットフォームに近いものがあるのかもしれません。
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また新型Xbusのエクステリアデザインは、どこか愛くるしい表情でキュートさもあり、ホンダが発表・発売したピュアEVシティコミューターの新型Honda eにも似ているユニークな一台。
早速新型Xbusの内外装デザインをチェックしていきましょう。
新型Xbusは自動車というカテゴリではなく、欧州規格特有の小型車
こちらが今回プレスリリースにて公開された次世代ピュアEVトラックの新型Xbus。
2020年にEB社が発表したeBussyと呼ばれるイメージレンダリングをベースにしたモデルだそうで、プロトタイプモデルではありながらも、ほぼ量産デザインで生産時期も2022年半ばごろを予定しています。
但しこのモデルは、欧州では自動車というジャンルになるのではなく、”クアドリサイクル(Quadricycle)”と呼ばれる一般の乗用車より軽量の四輪車を含めた、二輪車や三輪車の型式認可に関する枠組みになるとのこと(ざっくり言うと小型車)。
またそのなかで、“Light Quadricycle L6e”と“Heavy Quadricycle L7e”の2種類に分類されるとのことですが、L6e/L7eともに、設計最高速度や車両質量は現行の枠組み指令の基準を踏襲していて、L6eの「mini-car」に「全長×全幅≤4,400m2、かつ全幅≤1,500m」の寸法定義を設けているとのこと(XbusはL7eに該当し、寸法定義無し)。
小型EV車両でありながらも航続可能距離は200km以上と実用性十分
ちょっと複雑なカテゴリ分けではありますが、上の画像のように公道を走行することは可能とのことで、そのスペックも小型車といえど中々のスペック。
具体的には、10kWhのUniversal社製バッテリーパックを搭載し航続可能距離は200km、そしてオプションにて30kWhのバッテリーパックを搭載することも可能で、それであれば航続可能距離は600kmにまで向上するそうです。
スペックとしては、4つのホイールハブに電気モーターを組み合わせることで、システム総出力95hpを発揮し、最高時速は100km/hにまで到達します。
なお小型車L7eクラスの一部として、貨物輸送のペイロードは450kgもしくは、600kgに制限されているものの、衝突安全基準はそれほど厳しくないとのこと(安全性がどれだけ高いかは不明)。
そして車両の中央にはバッテリードロワーがあり、専用工具を使わずにディーラーもしくは2人作業で交換することが可能とのこと。
現時点でEBのディーラーは欧州だけで約600店舗ありますが、将来的には1,000店舗にまで拡大し、全く新しいカテゴリでのシティコミューターとしてXbusを展開していく予定です(日本で販売されないのはちょっと残念)。
直接的な競合車種にならなくとも、もしかするとHonda eを意識したダークホースになる?価格帯も含め、気になる続きは以下の次のページにてチェック!