止まらない高齢ドライバーによるアクセルとブレーキの踏み間違い事故…羽生PA(上り)の駐車場にて、日産ノートe-POWERが3台に突っ込む事故が発生

高速道路だけでなく、パーキングエリアの駐車場でも事故が起きてしまっては避けようもない

さてさて、2021年に入ってからも一切おさまることのない高齢ドライバーのアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故や、若者からお年寄りまで起きているあおり運転と交通事故ですが、今回は東北自動車道上り線・羽生PAの駐車場にてとんでもない事故が発生しました。

2021年7月20日の午後に発生した今回の事故ですが、目撃情報によると、羽生PAの駐車場に停められていた車に対し、赤色の乗用車(日産ノートe-POWER)が勢いよく加速して乗用車3台に突っ込んだとのこと。

幸いこの事故によるけが人や、他人を巻き込むような大事故にまでは発展していないものの、まさかパーキングエリアの駐車場でもこういった事故が起きてしまうとは…

危険は「いつ」「どこで」潜んでいるのかわからないことを教えてくれる事故ではあるものの、これでは防ぎようもないのが正直なところです。


なぜ赤の乗用車は自動緊急ブレーキが作動しなかったのか?

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こちらがその事故現場。

確かに上の画像にもある通り、左側にはミニバンのリヤバンパーが損傷し、画面中央の白色のミニバンもリヤバンパーが損傷、そして赤色の乗用車がトラックに突っ込みんだところで「ようやく停車した」という感じです。

ただ今回の事故で最も不可解なのは、赤色の乗用車に乗っていた老夫婦のドライバーがアクセルとブレーキを踏み間違えたにしても、どうして緊急ブレーキシステムが作動しなかったのか?ということ。

確かE12型のノートe-POWERは、インテリジェント・エマージェンシーブレーキシステムが標準装備だったと記憶していますが、予防安全装備が解除されていない限りは何とも起こりにくい事故だと思うんですね(もし本当に解除されていたら大変なことになりそうですが…)。

このような事故が起きてしまうと、正直私たちもどう対処して良いのかもわからない

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そしてこちらが、最終的にトラックに突っ込んでようやく停車した赤のノートe-POWER。

高速道路のパーキングエリア駐車場での事故となると、正直未然に防ぐことなど不可能ですし、改めて今回の事故で人を轢くような最悪の事態にまで発展しなかったことが不幸中の幸いだと思います。

この日は連休前ではありながらも、駐車場にはたくさんの車両も停まっていて、もしかしたら子供達が駐車場を歩き回っていたかもしれないですからね…

高齢ドライバーの誤った操作で失われる命もあったことを忘れてはいけない

今回のような事故を見てしまうと、やはり東京都池袋にて発生した飯塚幸三 被告によるトヨタ・プリウス(Toyota Prius)での親子殺害事故を思い出してしまうのが正直なところ。

高齢ドライバーの方々含め、一人ひとりが「絶対に自分は大丈夫」ということはありませんし、車を運転することは「誰かの命を預かっている」「クルマは誰かの命を奪ってしまう鉄の塊」という認識を忘れないようにしてほしいところです。

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