生産終了したはずの(露)ラーダ・ニーヴァ・ブロントが僅か半年ほどで復活!オフロードからインスパイアされた過激クロカンに進化し、スズキ・ジムニーに対抗か?

ロシアユーザーはニーヴァ愛がかなり強いようだ

ロシアの自動車メーカー・ラーダといえば、2019年12月に「生きた化石」と言われたニーヴァ(正式名称は4×4)をビッグマイナーチェンジするも、1977年に初代が発売されて44年が経過しても、1度もフルモデルチェンジせずに販売され続け話題となっています。

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そんなニーヴァをベースにしたハードコアモデルのニーヴァ・ブロント(Lada Niva Bronto)が、2020年末に生産終了を正式に発表したばかりなのですが、何と僅か半年ほど(正式には2021年夏)で再度発売スタートすることを明らかとなりました。

今回ラーダが販売する新型ニーヴァ・ブロントは、正式には4×4ブロントとのことで、ロシアユーザーからの熱いリクエストにより、「更なるオフロード志向を高めたクロカンモデル」として復活するそうです。

具体的にどういったモデルなのか、早速チェックしていきましょう。


新型ニーヴァ・ブロントは大きく2種類のグレードを展開

こちらが今回発表された新型ニーヴァ・ブロントのエクステリア。

ラーダ曰く、派生車種となるニーヴァ・レジェンド(Niva Legend)をベースにしているとのことで、グレード展開としてはLuxe/Prestigeの2種類をラインナップするそうです。

各グレードでの装備内容の違いとしては、LuxeがLEDライトバー(ルーフ)やメタル製フロントバンパーと15インチホイールを標準装備し、PrestigeはLuxeの装備内容をベースにしつつプラスチックバンパーやサイドシルプロテクション、ホイールアーチ、フォグランプ、専用ラジエーターグリルを標準装備します。

そして新型ニーヴァ・ブロントでは、よりオフロードモデルらしく、軍用車のような感覚で乗って欲しいという想いから、カモフラージュ/迷彩系のボディカラーもラインナップしているそうで、かなりユニークな一台になるかもしれませんね。

内装は新型ニーヴァ(4×4)をベース

インテリアはかなりシンプルで、ビッグマイナーチェンジ版・新型ニーヴァをベースにした内容とほぼ同じとのこと。

具体的には、新デザインのゲージクラスター(とは言っても古いですが…)、ダイヤル式のエアコン関連をまとめたセンターコンソール、シートヒーター、騒音/防振対策などを施しているとのことで、より上質で快適性を高めたクロカンモデルに仕上げているそうです。

見た目は完全に40年以上前のレトロなニーヴァそのものですが、これでも2021年の最新モデルとして販売されます。

気になるパワートレインですが、排気量1.7L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力83hpを発揮、トランスミッションは5速MTのみ、駆動方式はフロント・リヤディファレンシャルロック付き四輪駆動(AWD)を標準装備します。

競合モデルはやっぱりスズキ・ジムニー

ホイールハウスのクリアランスもかなり大きいですが、これがブロントの大きな特徴で、専用サスペンションにより大幅にリフトアップされ、オンロードからオフロードまで大胆に走行できるとのこと。

これだけユニークでオフロードに特化したモデルということであれば、やはり競合にはスズキ・ジムニー(Suzuki Jimny)が最も適しているでしょうね。

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