5,000台もキャンセルされたのか…フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ランドクルーザー300の予約受注が約2万台→約1.5万台に。砂浜をかっ飛ばすランクル300の姿も

やはり新型ランクル300に関する誓約書は大きな力を発揮しているようだ

さてさて、2021年8月1日に発表/同年8月2日に発売予定となっているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Cruiser 300)ですが、このモデルが同年7月1日に先行予約を開始してから僅か2週間ほどで約2万台の予約数が入る事態に。

この予約数から、個人もしくは法人客が複数台予約していることを懸念したトヨタは、2021年7月14日~8月1日まで一時受注を停止することに。

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発売前の受注停止は異例中の異例とも言えますが、その後トヨタは、海外などへの転売・不当な輸出を懸念/防止するために(外為法に抵触するリスク)、各ディーラーを通して先行予約者に対し誓約書(確認書)を記載させるよう求める事態にまで発展しました。

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約5,000台分の予約キャンセルが入っても、目標月産の約20倍は控え目に言って異常

そして今回の日刊自動車新聞の新たな報道によると、こうした働きかけにより、新型ランドクルーザー300の先行予約数は約2万台→約1.5万台へと落ち着いたとのことですが、それでも月販計画の約20倍にまで膨れ上がっていることが2021年7月26日時点で判明しているとのこと。

つまり目標月産台数を単純計算すると750台と言うことになりますが、この一方でトヨタは、以下の関連記事にもある通り、新型ランドクルーザー300やレクサスLX/LS/IS/NXなどを製造する工場での一時的な稼働を停止すると共に、累計5,000台規模の減産になることを明らかにしています。

稼働が一時的に停止する理由としては、どうやら半導体の供給不足による影響ではなく、昨今の諸事情による感染が再拡大するベトナムからの部品調達が滞っているからとのことで、これが解消されない限りは、今後ももしかすると定期的な稼働停止も懸念されるかもしれません。

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ところで新型ランクル300を予約する際にも最も「転売目的」と疑われやすい顧客とは?

ちなみに私も新型ランドクルーザー300を先行予約していて、既に誓約書(確認書)も記載済ですが、今のところキャンセル扱いにはなっていないそうです。

いつもお世話になっているトヨタディーラーの情報によると、新型ランドクルーザー300を購入される方で「転売目的か?」と疑われる項目・条件?としては以下の通り。

①法人客(特に輸出業者)

②個人・法人関係なく複数台購入される方

③ガソリンZX+プレシャスホワイトパール+内装ベージュ+フルオプション仕様

④トヨタディーラーとの付き合い有無(購入履歴や訪問履歴など)

⑤新型ランクル300を購入する際に下取りが無い場合

⑥現金一括(キャッシュ)購入

⑦県外から訪問してきた場合

⑧ランクルシリーズの購入暦が無い場合

上記の内容はあくまでも一例に過ぎませんので、一度最寄りのトヨタディーラーにてご確認いただくことをお勧めしますが、私の場合は「③・⑤・⑥・⑧」に該当するため、優先度的にはかなり低くなるようです。

そのため、今回のモデルに関しては現金一括ではなく残クレにて購入することを決めていますが、冷静に考えてみると新型ランクル300の3年残価率って70%もあるため、そうなると③のフルオプション仕様(約879万円)で頭金100万円を支払いしても、月々の支払額が約10万円という試算に。

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正直、3年での残価率が70%に到達するモデルといえば、フェラーリ(75%)かランボルギーニ・アヴェンタドール(70%)ぐらいなので、そう考えると新型ランドクルーザー300の価値は相当に高いことがわかりますね(3年後約500万円の支払い残価があっても、これをペイできるだけの価値を持っている)。

もちろん決して安い買い物ではないですし、総支払額800万円も超えるような高額車両(しかもトヨタのフラッグシップ車両)ですが、それだけ世界のランクルファンが待ち望んだ一台ということですし、例え1年~2年という長納期になったとしても、待ち続けたいと思える魅力的な一台なのではないかと思います。

海外では砂浜(砂漠?)でランクル300を走らせる猛者が早くも登場!気になる続きは以下の次のページにてチェック!