日産の新型フェアレディZのエキゾーストサウンドが遂に公開!そして型式は「Z35/400Z」ではなく「Z34/370Z」だった!→つまりフルモデルチェンジではない?【動画有】

2021-08-21

新型フェアレディZのエキゾーストサウンドは強烈!そしてシャシーコードにおいても衝撃の事実が

さてさて、2021年8月18日の午前9時に世界初公開された日産の新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z)ですが、遂にこのモデルの更なる詳細な情報やエキゾーストサウンドを拝聴できる動画が公開され大きな話題となっています。

2023年モデルとして、北米市場では2022年春頃に、そして日本市場向けは2021年冬頃に発売予定となっている新型フェアレディZですが、実はこのモデルのシャシーコードはZ35/400Zではなく、現行同様にZ34/370Zであることが発覚。

つまりフルモデルチェンジではなく、実質的にはビッグマイナーチェンジレベルの改良になります。


新型フェアレディZは80%新設計ながらも、Z34から流用されているパーツも多く、プラットフォームは共通

そうなると、新型フェアレディZにて採用される6速MTは新開発になるのか?それとも現行からの流用になるのか?という点ですが、これも実はZ34からの流用になり、もっと言ってしまうとZ33から引き継がれてきた6速MTということに。

あとは車軸やドライブシャフト、ディファレンシャル、足回りにおいても現行Z34からの流用になるとのことで、開発コストなどを大幅に削減することに成功しているものと予想され、その結果として以前より噂されている「約4万ドル(日本円にして約440万円)」という数字が広く拡散されているんですね。

参考までに、新型フェアレディZの競合モデルになるであろうトヨタGRスープラ(Toyota GR Supra)の車両本体価格は、北米市場価格だと43,090ドル~51,090ドル(約470万円~約560万円)になるため、2リッターターボよりも安価になるとのことで、間違いなくGRスープラに真っ向から対抗できるRWDピュアスポーツモデルになることがわかります。

最大のトピックスはV6ツインターボエンジン!これもV37スカイライン400Rからの流用

ちなみに新型フェアレディZの最も大きな特徴と言えば、フロントにV37スカイライン400Rと同じ排気量3.0L VR30DDTT型V型6気筒ツインターボエンジンを搭載してきたことで、最高出力405ps/最大トルク475Nmを発揮するピュアスポーツモデルへと進化。

ただ、よくよく考えてみると現行Z34でも搭載のVQ35HR型V型6気筒自然吸気エンジンも十分ハイパフォーマンスなスペックを確保していましたし、日産としてもV6ツインターボのパワーは想定の範囲内だと考えていて、足回りは現行Z34から流用できると考え(エンジンもV37スカイラインからの流用)、開発コストを最大限に抑えてられたのではないかと推測。

なお日産は、新型フェアレディZの約80%を新設計したと語っていますが、プラットフォーム自体は変更されていないとのことで、実質的にはフルモデルチェンジではなく、ビッグマイナーチェンジもしくはマイナーチェンジレベル(サイドビューからのシルエットはZ33/Z34そのもの)。

先述にも挙げた通り、Z34のシャシーコードをそのまま引き継いだことになりますが、その一方で今回新しく採用されるパドルシフト付9速ATは、GT-R R35から供給されるパーツを流用することで実現しているとのことで、この点も新規性は無いにしても上手く開発コストを削減し、現行Z34から更にパフォーマンスを向上させています。

日産が以前プレスリリースした新型フェアレディZの主要諸元は誤り?シレッと修正されていた!そして新型フェアレディZの野太いエキゾーストサウンドは、続きは以下の次のページにてチェック!