これまた凄いの出てきたな…僅か50台しか製造されなかった日産シルビアNISMO 270Rが競売に出品へ!今後間違いなく転売・盗難の対象になり得る一台だ

25年ルールが適用され、今後間違いなく転売・盗難の対象になるであろう一台

以前、アメリカに不正輸入された日本製スポーツカー(JDM)等が政府によって押収され、盗難車の可能性があるにも関わらず競売にかけられたことが大きな話題となりました。

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特に日産スカイラインGT-R(Nissan Skyline GT-R)やトヨタ・スープラ(Toyota Supura)、スバル・インプレッサ22B STi(Subaru Impreza 22B STi)などが盗難の対象になりやすいのではないかと予想されますが、これら以外にも対象となり得るのが日産シルビアNISMO 270R。

このモデルは、S14世代のシルビアをベースにしたスペシャルコンプリートカーで、製造された台数は僅か50台のみと超希少。

おまけに右ハンドル仕様ともなればJDMモデルの大きな特徴の一つでもあるわけですが、実はこのモデルが既にアメリカ独自の規制ともいえる25年ルールが適用され、アメリカ輸入の規制緩和並びに販売が容易となっています(そのため盗難の対象にもなりやすい)。

そんなシルビアNISMO 270Rが今回、アメリカのオークションサイトCOLLECTING CARSさんにて競売にかけられているとのことで、早速その詳細をチェックしていきたいと思います。


コンディション抜群!ブラックのシルビアNISMO 270Rを見ていこう

こちらが今回競売に出品されている1995年式の日産シルビアNISMO 270R(S14)。

ボディカラーはブラック系で、走行距離は128,021kmとそこそこに走り込まれていますが、定期的なメンテナンスやオイル交換、消耗品の交換なども行われているそうで、車両コンディションとしてはバッチリとのこと。

スカイラインGT-R R33型のNISMO 400Rの弟分的な存在ともいえるNISMO 270Rですが、その特徴の一つでもあるフロントフェンダーからリヤクォーターパネルにかけてのホワイトラインと”270R NISMO”のアクセントは定番。

この他にも、Nismoエッジエアロキットや17インチ5スポークアルミホイール(低扁平タイヤ装着のためか、かなり大きく見える?)、熱放出のためのベントフードといった特別なカスタムが多く施されています。

パワートレインについては、排気量2.0L SR20DET型直列4気筒エンジンを搭載し、最高出力220pa→270psにまでブーストされ(当時のスペックとしては十分パワフル)、リミテッドスリップディファレンシャルを介した後輪駆動(FR)を搭載、そしてトランスミッションは5速MTが採用されています。

車内も美しく、オーナーの車に対する愛情が伝わってくる

この他にも、ファーマーニスモ仕様のスプリング/ショック、およびフロント・リアのブレースが機械的なパッケージを装着し、インテリアにおいてもNISMO仕様の3スポークステアリングホイールや、ストックS14チェアを覆うグレー&ブルーの市松模様のレザーを採用。

各種パーツ類を細かく見ていくと、キズや汚れといったものはほとんどなく、オーナーもかなり大切に所有していたことが確認できますね(ボディもほとんど傷がないため、おそらくガレージ保管だったと予想)。

既に日本換算で約540万円にまで高騰!このまま600万円超えも余裕?

メーターも180km/hではなく300km/hというところにロマンが感じられます。

最後に気になる入札価格ですが、2021年9月24日時点(残り3日)で、現地価格は48,850ドル(日本換算で約540万円)と中々に高額。

恐らく残り1日になると更に入札数や価格帯も高騰すると思われますが、今後の転売の対象となり得る一台だと思われますし、約500万円台というのはまだまだ序章に過ぎないのかもしれません。

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