【悲報】フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ヴェゼルe:HEV PLaYのみ2021年10月末より受注一旦ストップ予定。次期CR-Vの完成イメージレンダリングも見ていこう
特別グレードe:HEV PLaYは月産台数も少なく、納期の目途が立っていない
さてさて、2021年4月末に発売されたホンダのフルモデルチェンジ版・新型ヴェゼル(Honda New Vezel)ですが、このモデルでラインナップされている遊び心に特化した特別グレードe:HEV PLaYが、2021年10月末(厳密には10月20日)に一旦受注ストップ予定となっています。
特別グレードPLaY(プレイ)は、ガソリンZ/e:HEV X/e:HEV Zとは異なり、3色のトリコロールアクセントやオレンジガーニッシュアクセント、パノラマルーフ、Honda CONNECTディスプレイ、2トーンカラーが標準装備された、デザイン性や遊び心に特化した一台。
そのため、特にパノラマガラスルーフや2トーンボディカラーなどの特別なパーツ・工程の影響もあって、他のグレードよりも月産台数が非常に少ない(約300台/月)のが特徴的なのですが、実は発売直後から納期1年という長納期状態が続いていて、発売前に先行予約された方でも2021年9月末時点で納車されていない方もいらっしゃるとのこと。
2021年4月末で発売1年を迎えるため、年次改良に向けて一旦停止?
そんな大人気の新型ヴェゼルですが、2021年9月末時点での納期は半年~1年以上と振れ幅が広く、それもボディカラーやオプション等によって半導体の影響をモロに受けているところが多いから。
そのため最も長納期の恐れがあるe:HEV PLaYに関しては、今後更に納期の目途が立たなくなると見越して、一旦受注停止を予定しているとのことですが、その時期としては先述にもある通り2021年10月末を予定(ホンダディーラー談より)。
そして忘れてはならないのが、2022年4月末で新型ヴェゼルが発売されて1年が経過するため、2022年5月~9月ぐらいの時期に年次改良が入る可能性があり、そのタイミングまでには全グレードの生産完了・出荷を間に合わせるための”生産調整”なのだと考えらえます。
もちろん、2021年9月末時点で新型ヴェゼルの年次改良・一部改良に関する情報は展開されていませんが、既に新型フィット4(New FIT4)も発売後1年4か月が経過した2021年6月4日に一部改良版を発売していますからね…この点は致し方ないところだと思います。
新型ヴェゼルは発売1か月後の3.2万台分のバックオーダーも捌けていない状態
それにしても…新型ヴェゼルが発売されて僅か半年ほどで一部グレードのみ受注一旦ストップというのも驚きですが、2021年9月末時点で新型ヴェゼルのバックオーダー数がどれだけ入っているのかも気になるところ。
発売1か月で目標月販の6倍以上となる32,000台(その内の12%/約3,800台がPLaY)の受注が入っていたことは記憶に新しいですが、以下の月間新車販売台数を確認する限りだと、まだ32,000台分のバックオーダーを全て捌けていないのも事実。
2021年4月:3,716台(13位、初代後期分も含まれている)
2021年5月:4,060台(11位)
2021年6月:5,692台(9位)
2021年7月:7,573台(6位)
2021年8月:4,404台(10位)2021年4月~8月:25,445台
新型ヴェゼルは、ホンダの乗用車部門では主力モデルですし、オデッセイ/ステップワゴン/レジェンド/クラリティ/NSXと生産・販売終了するモデルが増えていくなかで(ステップワゴンは2022年にFMC予定)、ヴェゼルもPLaY以外のグレードが受注一旦ストップとなることだけは避けたいところだと思います。
なおPLaYの受注再開目途は今のところ判明していないとのことなので、もしも新型ヴェゼルを検討されている方は、一度最寄りのホンダディーラーにてご相談してみてはいかがと思われます。