ホンダ新型ヴェゼルの良い点と不満点をインプレッション!「オートハイビームのタイミングは絶妙」「雨滴感知ワイパーはちょっと微妙」など
夜間時/悪天候時の普段使いなど、試乗だけではわからない新型ヴェゼルの新たな気になるポイントとは
さてさて、2021年4月末に納車されてから5か月が経過したホンダ新型ヴェゼル(Honda New Vezel)e:HEV Z×四輪駆動(4WD)ですが、今回はこのモデルの気に入っている(良い)ポイントや、ちょっと不満に感じているポイントをご紹介していきたいと思います。
既に新型ヴェゼルの気になるポイントなどは細かくインプレッションしてきましたが、夜間時や悪天候時といった、普段の試乗では中々体感できないようなポイント、気になったところなどもいくつか確認。
ただし、以下のポイントはあくまでも私個人が感じた主観的なものがほとんどなので、「いや、そんなことは無いでしょ」と思うことも多々あると思われるので、その点は予めご了承いただけますと幸いです。
早速新型ヴェゼルの良い点と不満点をチェックしていきましょう。
良い点①:オートハイビームのON/OFFの切り替えタイミングが絶妙
まずは良い点から見ていきましょう。
新型ヴェゼルのHonda SENSING機能の一つでもあるオートハイビームですが、こちらは先行車や対向車を検知し、ハイ/ロービームを自動で切り替えるというもの。
残念ながらアダプティブハイビームシステム(AHS)までは搭載されていませんが、夜間時の街中や田舎道、国道などを走っていてのハイビームのON/OFF精度は非常に高く、特に対向車や横断車が居なくなったときのハイビームON時の切り替えタイミングは絶妙。
おそらく新型車導入の度に精度向上が図られている?と予想しますが、少なからず私が以前所有していた新型フィット4(New FIT4)e:HEV LUXEよりも精度・使い勝手は向上していて、「対向車が不在の時でもハイビームが点灯しないときがあった」とか「暗い田舎道でもハイビームONにならない時があり、そういったときに手動でハイビームに切り替えることがあった」ということも無し。
あとは街の街灯の明るさ具合(街灯の数?)によって、ハイビームのON/OFFの切り替えが自動で行われているのも素晴らしく、こういった細かな調整を行っているところもHonda SENSINGが高く評価されるべきところだと思います。
「いや、オートハイビームってそういうもんでしょ?」と思う方も多いとは思いますが、意外にもON/OFFの切り替えがはっきりとしないことも多く、走る場所やそのときの天候、明るさなども影響していると思われ、そういった様々な条件のなかで精度よく切り替えができているのが新型ヴェゼルだと考えています。
なお参考までに、エンジン始動したまま停車→”P”レンジにシフト変換→オートライトをOFFにした場合、その後”D”レンジにシフト変換して再度発進すると、10km/hの速度に到達したときにオートヘッドライトが点灯する仕組みになっています。
ただ、これだと夜間時は非常に危険なので、なるべくヘッドライトレバーでONに切り替えた方が、駐車場での接触事故などは未然に防げるのではないかと思います。
良い点②:路外逸脱抑制機能も煩わしさが無くなり、絶妙のタイミングでサポートしてくれる
続いての良い点も予防安全装備Honda SENSING機能になりますが、路外逸脱抑制機能の精度向上・サポートのタイミングが良くなっているということ。
路外逸脱抑制機能は、車線や草、砂利などの道路境界を検知し、はみ出さないように支援するもので、約60km/h以上で走行中、システムが路外への逸脱を予測したときに作動する仕組みとなっていますが、実はこの機能も以前私が所有していた新型フィット4では頻繁的に発生していて、ほんのちょっとでも白線に近づくとすぐに警告音がなっていました。
こういった煩わしさは、路外逸脱抑制機能の感度強弱を設定することである程度抑制はできるのですが、それでも頻繁的に発生していた記憶がありました(60km/h未満の時も頻繁的に発生していたこともしばしばですが、”約”60km/h以上というのもちょっと曖昧)。
ただ、新型ヴェゼルに乗り換えてからはそういった煩わしさ、頻繁的に警告音がなるといったことも無くなったのは非常に良かった点だと思いますし、該当の無い夜間時にも反応してくれるので非常に助かっています。
他の新型ヴェゼルの良い点や不満に感じている点は、以下の次のページにてチェック!