フルモデルチェンジ版・スバル新型フォレスターが2023年以降にデビューとの噂。ストロングハイブリッド(HEV)搭載により、トヨタとの関係性も更に強めることに

新型BRZやソルテラに続き、スバルはトヨタとの関係性を更に強めていく

2021年夏頃~秋頃にかけ、トヨタとスバルの共同開発モデルとなるフルモデルチェンジ版・新型BRZ/GR86がデビューし、更に2022年にはピュアEVクロスオーバーモデルとなる新型ソルテラ(Solterra)/bZ4Xがデビュー予定となっています。

こうした共同開発が続けられていくなかで、トヨタとスバルとの関係性はより強いものとなり、開発コストの低減から開発時間を大幅に削減するなど、効率よく新型車を発表し、更に電動化も加速して欧州などの環境法規制にも対応できるモノづくりへと発展しています。

そして今回、スバルは欧州市場での厳しい排ガス規制やCAFE規制をクリアすべく、トヨタのハイブリッド技術を活用したモデルが2023年以降にデビューするとの噂が浮上しています。


次期フォレスターに1.8リッターターボ+ストロングハイブリッド(HEV)が濃厚?

そのモデルというのが、2021年秋頃にビッグマイナーチェンジ版として新しく発売されたばかりの新型フォレスター(New Forester)になるわけですが、どうやら次期モデルは、トヨタ製ストロングハイブリッド(HEV)システムを活用することにより、CAFE規制に対応したエコロジーでアシスト力の強い一台になることが期待されているそうです。

国内自動車情報誌マガジンXさんの報道によると、次期フォレスターには改良型SGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)をベースに、排気量1.8L 水平対向4気筒ターボエンジン+電気モーターを組み合わせることはもちろん、単純にトヨタ製ハイブリッドシステムをポン付けするだけでなく、独自の縦置きレイアウトと常時四輪駆動(AWD)システムに拘ったハイブリッドモデルになるとのこと。

スバルではトヨタ製PHEV技術を搭載したモデルがラインナップ済み

なおスバルがラインナップするストロングハイブリッドモデルといえば、日本市場向けではなく北米市場向けと販売されているクロストレック(日本名:XV)のPHEVモデルがその一つ。

パワートレインとしては、排気量2.0L 水平対向4気筒ターボエンジン+トヨタ製電気モーター+リチウムイオンバッテリーを組み合わせることにより、システム出力の向上だけでなく、バッテリーだけでの航続可能距離は約27.4kmを実現。

ただ、このモデルの月産台数は300台と非常に少なく、更に納期も非常に掛かるとのことで中々販売台数に貢献できていないのが現状です。

まずはピュアEVクロスオーバーの新型ソルテラでスバルの電動化のイメージを定着化する?

中々電動化の馴染みの低いスバルですが、まずは2022年にデビュー予定のピュアEVクロスオーバー・新型ソルテラの技術力と信頼性、商品力の高さをアピールすることから始まり、「電動化のベースがトヨタであれば信頼性は高そう。おまけにスバル独自の走破性の高さが加われば間違いない」というイメージが定着化すれば、次期フォレスターの期待も高まるかもしれません。

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