トヨタ新型ルミオンが南アフリカにて世界初公開!3列MPVで快適性抜群…トヨタらしくないデザインテイストは「スズキのあのモデル」のOEMだった

ルミオンといえば、トヨタは過去にカローラルミオンを販売していた

2021年10月11日、トヨタの南アフリカ法人が新世代3列シートMPVモデルとなる新型ルミオン(Toyota Rumion)を世界初公開しました。

ルミオンといえば、かつてトヨタが2007年~2015年まで販売していた小型トールタイプのカローラルミオン(Corolla Rumion)を思い出させる名称ですが、そのボディスタイルは中国や北米にて販売されているミニバンタイプの新型シエナ(New Sienna)に似ていて、フロントマスクはこれまでのトヨタには無い”ちょっと不思議なデザイン言語”を採用しています。

一体どのようなモデルなのか早速チェックしていきましょう。


実はスズキ・エルティガをベースにしたOEMモデル

こちらが今回世界初公開された3列シートMPVの新型ルミオン。

確かにボディスタイルとしては伸びやかな3列シートMPVで、たくさんの荷物を一度に運ぶことのできるファミリー向けモデルという印象ですが、フロントマスクにはトヨタのアイデンティティともいえるキーンルックグリルが採用されず、ヘッドライトも独特。

実はこのモデル、2018年にスズキがインドネシア市場向けに発表した3列シートMPVのエルティガ(Ertiga)をベースとしたOEM車両とのことで、大きく異なるポイントは以下の通り。

◇フロントのトヨタバッジ

◇フロントグリルパターン

◇15インチアルミホイール

上記以外は基本的にエルティガと同じで、インテリアのレイアウトやダッシュボード、ステアリングホイール、インフォテイメントタッチスクリーンも全てスズキから供給されたパーツとなります。

ちなみにこちらがベースとなったスズキ・エルティガのフロントマスク。

フロントグリルやフロントフォグランプ周り、足もとのアルミホイールもデザインが異なるのが確認できますね。

実はスズキとトヨタの共同開発モデルは意外と多い

なおスズキが供給するOEMモデルといえば、今回発表されたルミオンだけでなく以下のモデルをお互いに供給していて、今後トヨタとスズキが共同開発していくモデルが増えていく可能性も高そう。

◇スズキ・バレーノ(Baleno)/トヨタ・グランザ(Granza)[インド市場]

◇スズキ・ビターラブレッツァ(Vitara Brezza)/トヨタ・アーバンクルーザー(Urban Cruiser)[インド市場]

◇スズキ・スウェイス(Suzuki Swace)/トヨタ・カローラスポーツツアラー(Toyota Corolla Sport Tourer)[欧州市場]

◇スズキ・アクロス(Across)/トヨタRAV4PHV[欧州市場]

ボディサイズはシエンタに近いコンパクトMPV

リヤテールランプを見てみると、確かにスズキ・エルティガと同じL字型を採用していて、トップルーフは水平基調で後席の居住性を大きく確保。

そして新型ルミオンのボディサイズは、全長4,395mm×全幅1,735mm×全高1,690mm、ホイールベースは2,740mmと、7人乗りMPVでありながらも非常にコンパクト。

日本市場向けとして販売されているシエンタ(Sienta)で、全長4,260mm×全幅1,695mm×全高1,675mm、ホイールベース2,750mmとなるため、使い勝手はほぼほぼシエンタと同じなのかもしれません。

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