KLASSENが装甲仕様のロールスロイス・カリナンを発売!防弾性能充実&最高のおもてなし…但し価格は日本円換算で約1.1億円からとノーマルの2倍以上に

安心と安全、そして自分の命を守るためなら約1億円は高い?安い?

ロールスロイス初のSUV(正しくはハイサイドビークル)モデルで、新車販売価格にして約5,500万円以上もするカリナン(Rolls-Royce Cullinan)ですが、このモデルをベースにした装甲仕様が販売されています。

ドイツの有名チューナーでお馴染みKLASSEN(クラッセン)によって作られた今回の装甲仕様のカリナンですが、高品質の装甲ソリューションで360度あらゆる角度から保護することを可能とした究極の防弾仕様となり、何とその価格はスタンダード仕様の約2倍。

現地価格にして833,00ユーロ(日本円換算で約1.1億円)と超高額ではありますが、その機能性の高さを考えると、妥当もしくは少し安く感じる価格設定かもしれません。


見た目はシンプルなカリナンに見えるが?

こちらが今回販売されているカリナンの装甲仕様。

KLASSENによると、このカスタムされたカリナンは最高レベルとなるCEN1063のBR6相当の防弾機能を持っているとのことで、2つのDM51手榴弾による爆撃を受けても十分耐えることが可能となっているそうです。

さらにKLASSENによれば、このカリナンには多層防弾ガラスが使用され、弾道シールドの残りの部分には、バッテリーと電子制御モジュールのプロテクション、強化されたドアヒンジ、そして強化されたサスペンションとランフラットデバイスが搭載されているとのこと。

見た目はドノーマルのようにも見えるカリナンですが、防弾仕様の専用パネルを使用していることもあり、車体重量はスタンダードモデルよりもかなり重め(具体的な数値までは記載されていない)。

過去にKLASSENは、リムジン仕様&装甲仕様のカリナンを発表・発売したことがありましたが、そのときの価格帯は約2億円(今回の2倍近く)。

リムジン仕様に比べると安く感じてきますが、こういたモデルは首相・大統領、もしくは国王クラスのユーザーを対象に作られることが多いですが、販売対象は特に指定しておらず、一般ユーザーでも購入することは可能とのこと。

▽▼▽関連記事▽▼▽

リヤビューはこんな感じ。

ボディカラーはブラックに固定されていますが、今のところ任意でボディカラーが選択できるかどうかは不明で、仮にボディカラーを選択できるとなると、特殊パネルを塗装する必要があるため、相当のコストが掛かると予想されます。

内装は紳士的で高級感のあるダークローズ高級本革

ドアはもちろんコーチドアを採用。

内装はダークローズ系の高級本革を採用しています。

インパネ周りは非常にシンプルで、クロームアクセントやウッドパネルなど、特殊な素材は使用していないようです。

ロールスロイスのアイデンティティともいえるスターライト・ヘッドライニングは装備されていて、このオプション装備だけで約120万円以上はするとのこと。

リヤエンターテイメントシステムももちろん装備。

防弾仕様だけでなく、しっかりとおもてなしの心も忘れないカリナンはかなり魅力的な一台ではないかと思います。

そしてカリナンのパワートレインですが、スタンダードモデルと変わらない排気量6.75L V型12気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力571ps/最大トルク900Nmを発揮します。

ちなみにこのモデル、装甲仕様といて改造する場合の納期としては約3か月とそこまでかからないそうですが、その前に自前でカリナンを準備する必要があるため、その分の納期を含めると優に1年以上はかかると予想されます。

☆★☆ロールスロイス関連記事5選はコチラ!☆★☆

Reference:KLASSEN