アメリカにて、男が日産アルティマを盗もうとするも断念→車がマニュアル(MT)仕様だったから盗めず逮捕→ある意味抑止効果につながったのかも

ある意味画期的な盗難防止システムではあるが…

アメリカ・テネシー州ナッシュビルのスティックシフトにて、酒に酔った15歳と17歳の男が、近くにあった車を盗もうとしたところ、全く動かすことができず盗難に失敗→そのまま警察に逮捕されるという事件が発生しました。

事件の詳細としては、車の運転席で待機していた女性を見つけた10代男二人が、女性を無理やり車から放り出し、すぐさま車で逃げようとするもエンジンが掛からなかったり、何とかエンジン始動できるも、発進しようと試みるも、すぐにエンストになってエンジンが停止してしまうといったハプニングが発生したようです。

一体なぜこのようなことが起きたのでしょうか?


マニュアル車の存在を知らなかった男たち

実はこのクルマ、マニュアル(MT)車両ということもあってオートマ(AT)車両が当たり前となってしまった現代の若者においては、もはや絶滅危惧種レベル。

意外にもアメリカでは、マニュアル(MT)車両を操作する若者はほとんどおらず、特に今回のように免許すら取得していない10代の少年らからしたら、アクセルとブレーキペダル以外に3つ目の謎のペダルも存在したわけですから、難易度マックスの操作になったのではないでしょうか(半クラとかも知らないと予想)。

もちろん車は全く動かすことができず、車外に出された女性は何度も叫び、近くの男性数人の助けを呼び、何とか10代男2人は取り押さえられ警察に捕まったとのこと。

少年「”3つ目のブレーキ”の役目がわからなかった」

車を盗もうとした男2人は、「3つ目のブレーキ?が何のために使うのか全くわからなかった」と説明。

恐らく彼らが説明しているのはクラッチペダルのことで、ギヤシフトを変換する際に必要となるクラッチペダルでさえもわからない時代になってきたんだなぁと思うと、ちょっと寂しくもなってきたり。

いずれにしても、マニュアル(MT)車両が盗難防止システムの役目を果たせる程の効果を持つというのは納得できましたが、こうして少しずつマニュアル車両が淘汰されていくのを見届けるのもちょっと複雑な気持ちもでありますね。

実は過去にも同じことが起きていた

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アメリカ・ミズーリ州において、ちょっと珍しい事件が発生。

それは会社員であるダスティン氏の所有する車が、カージャック犯に奪われそうになるも「とある理由」で奪われずに済んだというもの。

その理由というのが、ダスティン氏の車が”マニュアル車”だったため、カージャックハンはマニュアル車を操作できなかったそうです。。

ダスティン氏の所有する車は日産アルティマ(Nissan Altima)というクーペタイプで、北米を中心に販売されている人気の一台。

複雑な感じではあるものの、まずは車が盗まれずに済んで良かった

ただ、最近では若者の車離れとミッション車のラインナップが激減、更には運転免許を取得する若者のほとんどがAT(オートマ)限定になっていることから、マニュアルが売れなくなり、そしてアルティマの知名度も徐々に低下しているのだと思われます。

もちろん、今回の事件のカージャック犯もAT限定の運転免許しか持っておらず、マニュアル車の動かし方など一切わからない状態。

これにより、日産アルティマは奪われずに済んだということです。

結果的には、無事カージャック犯も捕まり、何事もなく済んだのですが、一方でマニュアル車が若者から淘汰されていく様が今回の事件にて大きく取り上げられていることも事実で、今後もマニュアル車のラインナップもどんどん少なくなっていくのだろうと思うと、何だか寂しくも感じてしまう事件でもあります(あくまでも個人的な感想)。

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Reference:CARSCOOPS