ランボルギーニ新型カウンタックLPI 800-4と初代LP400、そして25周年最終モデルが揃って公道を走る奇跡のコラボ動画が公開!この新型が日本の公道を走るのか…【動画有】

新旧カウンタックが揃ってイタリアの公道を走るのは感慨深いものがある

ランボルギーニが世界限定112台のみ販売し、その内の20台が日本市場に納車予定となっている新型カウンタックLPI 800-4(Lamborghini New Countach LPI 800-4)。

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既にイタリア本社の工場から出てくる開発車両が何度もスパイショットされていて、フロントウィンカーやリヤウィンカーの点滅ポイント、初代カウンタックLP400のデザインを担当した「カウンタックの生みの親」でもあるマルチェロ・ガンディーニ氏の意匠を引き継いだ希少な一台です。

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そんな新型カウンタックLPI 800-4と初代LP400、そして最終モデルとなる25th Anniversaryの3台が同時にイタリアの公道を走るコンピレーション動画が公式公開されています。


新旧カウンタック3台全てデザイナーは別の人物

こちらが新型カウンタックLPI 800-4と、マルチェロ・ガンディーニ氏がデザインした初代カウンタックLP400の第1号車、そして現パガーニ社CEOで昔デザイナーを務めたオラチオ・パガーニ氏デザインのカウンタック25th Anniversary。

おそらくこのような組み合わせのランデブー走行は、ランボルギーニ公式以外は実現できないことだと思われますが、改めて見ると圧巻ですね。

しっかりと初代カウンタックの血統を受け継いだデザイン言語ですし、角度によっては後継モデルとなるディアブロの後期仕様っぽくも見えるところはユニーク。

新型カウンタックLPI 800-4は”色んな意味”でマルチェロ・ガンディーニ氏との決別モデルに

ちなみにカウンタックの生みの親でもあるマルチェロ・ガンディーニ氏は、新型カウンタックLPI 800-4についてはかなり否定的な意見を持っていて、「私がデザインしたスピリットやビジョンを一切反映できていない。こんなデザインのどこに革新性があるのだ。私は絶対にこのデザインを認めない」とコメント。

なお、マルチェロ・ガンディーニ氏がここまで否定的な意見を述べるようになった背景には、ランボルギーニ本社との誤解があったと言われていて、どうやらカウンタックLP500について同氏が語った動画が公開された際、このときに「新型カウンタックLPI 800-4に関する計画は一切聞かされておらず、実際に世界限定生産で作られることも知らなかった」とのこと。

その後、このLP500に関する動画が、後の新型カウンタックLPI 800-4のデザインが生まれるまでのヒストリーの一つとして公開されたのですが、マルチェロ・ガンディーニ氏は「利用された」と考え、そこから同氏はランボルギーニに対して不信感を抱いていたようです(既にランボルギーニは同氏の動画を削除済み)。

こういった流れから、新型カウンタックLPI 800-4は「マルチェロ・ガンディーニ氏から承認を得ずに作成したモデル」となってしまったため、おそらく両者の主張は今後も平行線を辿ったままになるのではないかと予想されますし、色んな意味でマルチェロ・ガンディーニ氏と決別するモデルになってしまうのかもしれません(既に発表→即完売しているため)。

新型カウンタックはシアンFKP37がベース

そんな新型カウンタックLPI 800-4は、ランボルギーニが以前販売した世界限定63台のみとなる新型シアンFKP37をベースにした48Vのスーパーキャパシター技術を搭載したマイルドハイブリッドモデルで、パワートレインも排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンを組み合わせることにより、システム総出力814psを発揮。

0-100km/hの加速時間は僅か2.8秒、0-200km/hの加速時間は8.6秒、最高時速は355km/hにまで到達します。

このモデルは、カウンタックプロジェクトの際に付けられたコードネーム「LP112」が由来となって世界限定112台のみ販売され、その内の約20台が日本に納車される予定ですが、シアン同様に日本の公道を走行するのは未だに信じられないところです(ランボルギーニは北米の次に日本を巨大マーケットの一つとしている)。

 

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Reference:CARSCOOPS