何と日本への割当ては20台!ランボルギーニ新型カウンタックLPI 800-4は既に完売済み…なかにはオプションに1億円をかける猛者も

新型カウンタックが発表前から完売なのは知っていたが、まさか日本に20台分割り当てられていたとは…

さてさて、2021年8月13日のアメリカ・モントレーカーウィーク2021にて世界初公開されたランボルギーニ新型カウンタックLPI 800-4(Lamborghini New Countach)。

1971年3月11日のカウンタック/クンタッチ生誕50周年を記念する特別限定モデルでもあり、世界限定112台のみ(台数はカウンタックプロジェクトLP112が由来)販売されましたが、既にご存じの通り同車は発表後正式に完売したことが報告されています。

▽▼▽関連記事▽▼▽

そして何よりも驚きなのは、この新型カウンタックが全112台の内20台分を日本市場(約18%)に振り分けしていたこと。

アメリカ市場に次ぐ巨大マーケットの日本ですが、世界限定63台のみ販売されたシアンFKP37(Sian FKP37)クーペも日本に7台も割り振り(約11%)されていたので、そう考えると妥当な数字なのかもしれません。


新型カウンタックはシアンFKP37をベースにしたマイルドハイブリッドスーパーカー

なお先述にもある通り、新型カウンタックLPI 800-4はシアンFKP37をベースにしたマイルドハイブリッドスーパーカーで、パワートレインは排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジン+スーパーキャパシター技術を搭載し、システム総出力803hp/最大トルク719Nmを発揮。

おおもとのエンジンとプラットフォームはアヴェンタドール(Aventador)がベースになっていますが、内装のデザインベースなどは新世代スーパーカー・シアンという、まさに過去と現代のスーパーカーを上手く組み合わせた一台。

ただ冷静に考えてみると、そのベースとなるアヴェンタドールLP700-4の車両本体が約4,000万円に対し、新型カウンタックは約6倍以上の約2.5億円にて販売されたことを考えると、いかに新型カウンタックが異常な高額モデルであるかがわかるかと思います。

販売台数や開発コストを考えると、長い目で見たら実はそこまで高額ではないのかも?

ただこうした背景には、僅か限定112台のために新設計のボディや鍛造アルミホイール、専用の内装、そしてテスト走行などを繰り返すこと、そしてカウンタックブランドの付加価値が加味されることを考えると、約2.5億円という車両本体価格では開発コスト分をカバーすることは難しいのかもしれません。

特に世界限定3台のみ販売されたヴェネーノ(Veneno)がその例だと思いますが、この車両も当時は世界最高額の新型車(約4億円)として大きく注目されましたが、僅か3台分(ランボルギーニミュージアムの展示車両分も含めると4台)のためにとんでもないコストを投じているため、約4億円という金額もそこまで高額ではないのかもしれません。

新型カウンタックにオプション総額 約1億円を投じる猛者も…気になる続きは以下の次のページにてチェック!