ビッグマイナーチェンジ版・ポルシェ新型マカンTが突如として世界初公開!そのパフォーマンスはSUVではなく4気筒ターボエンジンを搭載する”スポーツツーリング”

ポルシェが新型マカンに第4のグレードを追加するようだ

2021年にビッグマイナーチェンジ版として新しく発売されたポルシェ新型マカン(Porsche New Macan)ですが、いよいよこのモデルに新グレードとなる新型マカンTが追加設定されることが明らかとなりました。

これまでラインナップされてきたグレードは、ベースグレードのマカン、スポーツグレードのマカンS、そして上位グレードとなるマカンGTSの3種類でしたが、今回新たに追加されるのはツーリング(Touring)を意味する新型マカンT。

グレードの立ち位置としてはベースグレードとマカンSの間で、いわゆる4気筒エンジンを搭載しながら、もう少しパフォーマンスの高いマカンが欲しい人向けに準備された一台ではないかと思われます。

なおポルシェ曰く「ブランドの特別な指定を受ける4ドアスポーツツーリングカー」とのことで、そのルーツは1968年に登場した911Tにまでさかのぼることを意味しているそうです。


新型マカンTは、ベースグレード同様に直4ターボがベースになっている

こちらが今回公開された(2023年モデル)新型マカンTのエクステリア。

大口化したフロントグリルはそのままに、ダイナミックながらも大きすぎないミドルサイズSUVでありながら、そのパフォーマンスと軽快なハンドリングのバランス性はマカンシリーズの中でも上位クラスとのことで、日本市場での導入にも期待したいところ。

パワートレインとしては、ベースグレードと同じ排気量2.0L 直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力265ps/最大トルク400Nmを発揮。

マカンSやマカンGTSのようにツインターボユニットを搭載するわけではないものの、足回りのサスペンションチューニングとしなやかな走りは大きく異なり、スポーツツーリングの名にふさわしい長距離にも適した絶妙な味付けを施しているそうです。

0-96km/hの加速時間は直4ターボSUVとは思えない5.8秒を実現

新型マカンTは、ベースグレード同様にポルシェ・トラクション・マネジメント(PTM)システムを特徴としながらがも、Tグレード相応の最適なプログラミングにより、機敏でレスポンスを大幅に向上しているところにも注目。

特にコーナリング時においては、コーナーから加速するのをサポートするために後車軸により多くの力を配分し、ステアリングホイールのモードスイッチとスポーツレスポンスボタンの両方を標準で含むスポーツクロノパッケージを採用しているところも特徴の一つ。

これにより、0-96km/hの加速時間は5.8秒で非常に早く、最高速度は232km/hにまで到達します。

なお0-100km/h加速ともなると5.85秒~5.9秒になると予想されますが、その加速性能はレクサスIS350やミニクーパーJCW、ヒョンデi30Nといったコンパクトモデルよりも速いことを意味しています。

新型マカンTの内装や発売時期、予想される価格帯等は、以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!