【進展は?】メディア「スズキ新型5ドアジムニーが2022年に登場する」→2022年になっても特に音沙汰無し。更に新型アルト/スペーシアなどは一部グレードが納期半年に
2022年は様々な新型車が続々と登場するが、新型5ドアジムニーの存在も忘れてはいけない
さてさて、2022年はトヨタ/レクサス/ホンダ/マツダなど様々な自動車メーカーから新型車が続々とデビューしますが、こうしたなかで密かに注目されているのが、スズキ新型5ドアジムニー(Suzuki New Jimny)の存在です。
残念ながら、今のところ日本市場での市販化に関する情報は無いものの、2021年12月の時点でインドカーメディアAutocar Indiaの報道より「ようやく5ドア版ジムニーのプロジェクトが終盤に差し掛かり、生産の承認も下りようとしている。近い将来ようやく販売される」と報じられました。
そして「近い将来」というのは、具体的にいつ頃を指すのか?という点ですが、どうやらAutocar Indiaによれば「2022年頃が濃厚」とのことで、2022年も3月に突入し、そろそろ新たな情報が展開されてもおかしくないところです。
5ドア版ジムニーに関しては、まだまだ懐疑的なところもあって日々注目度が落ちている気もする
ここで新型5ドアジムニーに関して、いくつか気になるポイントがありますが、一つは「年をまたぐことに発売時期が1年延期になっている」こと。
5ドアジムニーは当初、2020年頃に発売されると大々的に報道され、2020年に入ってからは「2021年頃に発売される」、そして2021年に入ってからは「2022年頃に発売される」と、毎年発売時期が1年ずつ遅れているんですね。
そうなると「本当に販売されるの?」という疑問の声が出てくるのは致し方なく、メディア報道だけが常に独り歩きしてトーンダウンは避けられず、この点はやはりスズキ公式のプレスリリースに期待したいところ。
仮に5ドアジムニーが製造されるとして、輸出先はどこになる?
そしてもう一つ気になるのが、製造元はインド市場でも、販売先や輸出先はどこになるのか?というところ。
Autocar Indiaの報道によれば、販売主要国はインド市場がメインで、ジムニーではなく現地名称のジプシー(Gypsy)として販売されるそうですが、その他にも海外市場にて輸出・販売するとは言われているものの、具体的にどの市場にて販売されるかまでは不明(昨今の世界情報の発端となっている某国は一旦除外)。
インドでは、ジムニー関連のパーツを日本から取り入れて組立るノックダウン方式を採用しているため、パーツの製造品質は特に問題無し。
あとは現地での組立と組立後の検査による品質は不明ではあるものの、5ドアジムニーともなると、日本で生産・組立しないモデルになるため、設計・開発・製造・組立一式がインドとなると、従来日本の顧客に納車されているジムニーの品質とは大きく異なる可能性も。
そうなると、インドにて組立てられた5ドアジムニーが日本市場向けとして輸出されるのかは疑問に思う所ですし、改めて「日本市場での市販化の可能性は一気に低くなるのでは?」という見方も。
何れにしても、昨今の諸事情による部品供給不足や、半導体の供給不足、そして昨今の世界情勢の影響が重なり、世界的に部品製造・供給が間に合っていないため、もしかすると5ドアジムニーの開発が一旦止まってしまったのでは?という可能性もありますし、引き続き海外メディアもしくはスズキ公式のニュースリリースを待ちたいところです。
2ページ目:2021年末に発売されたばかりの新型アルト/スペーシアが早くも納期半年以上に?