えっ、これってシビックなの?ランボルギーニ・レヴェントンのレプリカが約305万円にて販売中…ベースはホンダ・シビックで、ドア開閉は上に開くシザードア

完成度はさておき、まさかベースがホンダ・シビックとは思うまい

過去これまで様々なレプリカモデルが登場してきましたが、今回は中々に見慣れないレプリカモデルが中古車市場にて販売されています。

海外カーメディアTheDriveによると、今回販売されているレプリカモデルは2009年式のホンダ・シビック(Honda Civic)で、ランボルギーニが世界限定20台のみ販売したというレヴェントン(Lamborghini Reventón)をモチーフにしているようです。

ランボルギーニのレプリカモデルといえば、アヴェンタドール(Aventador)やウラカン(Huracan)、ガヤルド(Gallardo)、カウンタック(Countach)といった定番モデルがこれまで登場してきましたが、おそらくレヴェントンをモチーフにしたレプリカモデルは世界でも初めてではないかと思います。

一体どれほどの完成度なのか?早速チェックしていきましょう。


これじゃない感はあるが、元オーナーの熱意が伝わってくる一台だ

こちらが今回、Autoway of Atlantaにて販売されているランボルギーニ・レヴェントンのレプリカモデル。

ボディカラーはスポーティなブルー系で、フロントヘッドライトはレヴェントン特有のエッジを効かせたものではなく、どちらかというとガヤルドのような奥行きのあるヘッドライト意匠を採用(トヨタ・セリカのヘッドライトにも見える?)。

フロントバンパー形状も、後のアヴェンタドールに繋ぐカメムシをモチーフにしたようなデザインで、大口タイプのエアインテークもレヴェントンの特徴の一つ。

完成度の高さでいうとお世辞にもソックリとは言いにくいものの、ランボルギーニの特徴としているデザインを取り込んでいることは間違いなく、おそらく元オーナーも相当なカスタム費用をかけたのではないかと予想されます。

オーナーは相当にランボルギーニが好きなのだろう

先述にもある通り、ベースとなっているモデルは2009年式のホンダ・シビック(FG世代)で、ボディスタイルは4ドアセダンでもハッチバックでも2ドアクーペ。

そしてボディラインはランボルギーニ特有のカクカクしたデザインを採用し、ドアサイドパネルには”Lamborghini”グラフィックスを貼付。

ドア開閉は上に開くタイプのシザードアを採用していますが、これらのカスタムだけでも100万円以上はかかっているそうです。

リヤはもう少し改善が必要かもしれない

リヤエンドはこんな感じ。

一目でランボルギーニのレプリカであることがわかるように、ファイティングブルのエンブレムバッジも貼付されています。

レヴェントンにインスパイアされたリヤデザインで、リヤテールランプもY字を並べたLEDを採用(テールレンズの面積が結構大きい…)。

リヤガラスの面積もかなり大きく、2ドアクーペでありながらも後方視界は良好だと思われ、普段使い用としては特に問題なさそうです。

そしてマフラーエンドは、こちらもレヴェントンと同じセンター出しのフィニッシャーをインストールしますが、どことなくフィニッシャー形状はランドクルーザー300のモデリスタに装着されるフィニッシャーにそっくり。

レヴェントンレプリカの内装もチェックしていこう

シザードアを開けた中のインテリアはこんな感じ。

サイドシル部分には”Lamborghini”のレタリングバッジを貼付(スカッフプレートではないところに大人の事情感が伝わってくる)。

シートはブラックの合成皮革だと思われ、座面部分にはダイヤモンドステッチを縫合。

シート調整はシンプルな手動タイプですが、見た目はアグレッシブではあるものの、乗り心地は快適かもしれません。

そしてシート背面には”ファイティングブル”のエンブレム刺繍付。

センターアームレストはボディカラーにマッチするようにブルーのアクセントにしているところはユニーク。

ちなみにこのモデル、パワートレインは排気量1.8L 直列4気筒VTECエンジンを搭載し、オートマチックトランスミッションが採用されています(残念ながらV12エンジンでもリヤミドシップ搭載でもない)。

走行距離は212,578kmと結構走り込まれていて、価格帯も25,000ドル(日本円に換算して約305万円)にて販売されています(販売ページはコチラ)。

実はホンダ・シビックをベースにしたランボルギーニのレプリカモデルは多い?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!