スズキ新型5ドアジムニーが2022年後半にデビューとの噂。ホイールベース延伸やマイルドハイブリッド化により、価格帯はいくらぐらいになる?

再び5ドア版ジムニーの話題が浮上するのは嬉しいが、そろそろ具体的な進展も…

以前、海外の公道にてロングホイールベース&5ドア版のスズキ新型ジムニー(Suzuki New Jimny)と思われる開発車両がスパイショットされましたが、一部メディアの報道により「2022年後半にデビュー予定」と言われています。

現時点で日本国内では「新型5ドア版ジムニーが発売される」といった情報はなく、2023年モデルとして既存のジムニー/ジムニーシエラ(Jimny Sierra)をベースに以下の一部改良が施されました。

【(2023年)一部改良版・新型ジムニー/ジムニーシエラの変更・改良内容】

◇5速MTに停車時アイドリングストップ機能を追加(2WD走行時のみ作動)

◇一部インパネのレイアウト等を変更

◇スズキセーフティサポート(Suzuki Safety Support)標準装備

◇衝突被害軽減ブレーキ(AEBS2)認定車

◇ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車

従って、5ドア版ジムニーが導入される可能性はまだまだ先になると思われ、まずは海外から中心に販売されるのではないか?と推測しています。


開発車両がスパイショットされれば、海外アーティストやメディアによるレンダリング熱も再燃

こちらが今回、海外カーメディアmotor1.comによって作成された新型5ドア版ジムニーの完成イメージレンダリング。

以前スパイショットされたロングホイールベース&5ドアスタイルをベースに作成されたものですが、その姿はメルセデスベンツGクラス(Mercedes-Benz G-Class)の廉価仕様といったところで、乗り心地やトータルパフォーマンスはGクラスに適わないものの、悪路での走破性や安定性はジムニーの得意分野。

あくまでもサイズアップはホイールベースと全長のみ?

なおこのレンダリングを作成したmotor1.comの報道によると、新型5ドア版ジムニーのボディサイズは、ホイールベースの延伸が主になると言われていて、全高や全幅、トレッド幅は変化しないとのこと。

具体的には、ホイールベースを+300mm延伸することにより、全長3,850mm×全幅1,645mm×全高1,730mm、ホイールベース2,550mmになるとのこと。

なお5ドア版に関しては、これまでの噂やメディア情報を集約するとインドの工場にて製造される可能性が高いと言われていて、その背景にはインド独自の税制を鑑みて4,000mm未満にする狙いがあるからなのかもしれません。

インド市場では、全長4,000mmを超える超えないで税率が16%も異なる

インド市場以外にも導入されるかは不明ですが、全長4,000mm未満にすることで、この国独自の税制サービスGSTより「全長4,000mm未満で、ガソリン車は排気量1.2L/ディーゼル車は排気量1.5Lを超えないモデルに限り”小型車”として扱われるため、GST税率+目的税率を足し合わせた合計税率が29%最小限に抑えられるから」だそう。

仮に全長4,000mmを超えてしまった場合、合計税率は+45%と負担が大きくなってしまうため、インド市場ではコンパクトカーの人気が圧倒的に高く、特に日産のAセグメントSUVとなる新型マグナイト(Nissan New Magnite)は爆発的な人気を得ています。

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