現存するのは僅か4台のみ!スバルWRX STIコンバーチブルが中古車市場にて販売中!しかも販売元は日産で、あまりにも希少なため盗難リスクも
まさかWRX STIにオープンモデルが存在したとは…
スバルの主要ラインナップでお馴染みとなるWRX(S4)をベースに、更なるハイパフォーマンススポーツモデルとしてラインナップされるのがWRX STI。
今回このモデルをベースにオープン仕様のWRX STIコンバーチブル(Subaru WRX STI Convertible)なるものが中古車市場にて販売され話題となっています。
スバルのオープントップモデル自体ほとんど聞いたことが無く、アフターパーツメーカーかチューナーによるカスタマイズモデル以外は目にすることも無いとは思うものの、まさかWRX STIをベースとしたオープンモデルが存在したとは…
しかも製造された台数は僅か5台のみで、そのうちこの世に存在するのは僅か4台のみとのことですが、一体どのようなモデルなのかチェックしていきましょう。
どうやらメーカー非公式のチューナーモデルのようだ
こちらがアメリカ・ニューハンプシャー州セイラムにあるPATRIOT NISSAN OF SALEMにて販売されているスバルWRX STIコンバーチブル。
なぜ日産ディーラーにて販売されているのかは不明ですが、どうやらこのモデルは、2011年1月にアメリカ・カリフォルニア州プラセンシアのニューポート・スペシャルシティ・カーズ(Newport Specialty Cars)と呼ばれるチューナーによって改造されたメーカー非公式の限定モデルなのだそう。
メーカー非公式とはいえ、日産ディーラーや過去にスバルディーラーで販売されたことを考えると、もしかすると間接的にメーカーとのつながりがあってチューニングモデルとして登場した可能性も考えられるかもしれませんね。
ちなみにこのチューナーは、コンバーチブル/スパイダーなどを得意としていて、今回中古車として販売されているWRX STIコンバーチブルも、顧客からのリクエストもしくは需要があるとして製造されたものと考えられます。
世界限定5台のみ、走りの変化は改造前と変わらない模様
とはいえ、まさかWRX STIをベースにコンバーチブルモデルが改造されるとは誰も予想しておらず、当時このモデルが限定5台のみ製造された際は、多くのスバリストが注目したと云われています。
本来あるはずのトップルーフが無く、ルーフカットによって剛性が低下している一方、Bピラーの延長上にルーフバーなるものが設けられるなど、その見た目は希少車でありながらも珍車に近いところ。
ちなみにこの改造モデルを担当したニューポート・スペシャルシティ・カーズによれば、走行パフォーマンスや悪路・オフロードでの走破性、スバル独自の味付けがなされたサスペンションと四輪駆動(AWD)システムはそのままに、走りに関する性能低下の心配は特に無いとのこと。