トヨタが早くも2022年9月「1回目」の工場生産・稼働停止計画を公開!受注停止となった新型GRヤリスは最大9日、フルモデルチェンジ版・新型クラウンやbZ4Xも4日停止だが、一部グレードは生産未定のまま

2022年8月上旬の段階で9月の工場生産・稼働停止計画が公表されるのはかなり早め

さてさて、トヨタが定期的に公開しているラインナップモデルの工場出荷目途一覧や、工場生産・稼働停止計画について。

今回は、2022年9月「1回目」となる工場生産・稼働停止スケジュールが公開されていますが、やはり度重なる部品供給不足や半導体の供給不足が影響し、生産計画の見直しが必要になっているとのこと。

これにより、2022年9月のグローバル生産台数は、85万台程度を見込んでいるとのことで(国内約25万台、海外約60万台)、前月の生産計画公表では、向こう3か月間(8~10月)の生産計画の平均を月85万台程度と公表しており、9月の生産計画台数もこれに沿った内容となっているそうですが、どのタイミングで挽回生産を迎えるのかが気になるところ。

そして今回、2022年9月~11月のグローバル生産台数もトヨタ公式が公表していて、平均で月90万台程度と高い生産計画の立案となるものの、あくまでも現段階での計画となるため、今後この計画が変更されることも考えられます。


2022年8月~9月にかけての稼働停止も非常に多いものの、通期生産見込みは変わらずの約970万台

それでは早速、2022年9月の工場生産・稼働停止スケジュールをチェックしていきましょう。

【2022年9月の工場生産・稼働停止スケジュール一覧(全14工場28ライン中 → 1工場3ライン)】

[トヨタ自動車・元町工場・第1ライン]
◇クラウン/bZ4X/スバル・ソルテラ/ミライ・・・2022年9月1日(木)、2日(金)、5日(月)、6日(火)の計4日間

[トヨタ自動車・元町工場・少量ライン]
◇レクサスLC・・・2022年9月1日(木)、2日(金)、5日(月)、6日(火)の計4日間

[トヨタ自動車・元町工場・GRライン]
◇GRヤリス・・・2022年9月1日(木)、2日(金)、5日(月)、6日(火)、26日(月)~30日(金)の計9日間

上の項目にもある通り、既に2022年7月の時点で受注停止となっている新型GRヤリスが最大9日間、新型クラウンやbZ4Xなどのハブボルトを採用しているモデルは、最大4日間の停止予定となっています。

新型クラウン/bZ4Xのハブボルト締結問題は解決した?

まず元町工場の第1ラインにて製造されている新型クラウン/bZ4Xなどですが、ようやくハブボルト締結の問題が解決?した可能性がある一方で、新型クラウンの発売日が2022年9月1日に決定したものの、2.4リッターターボハイブリッドを採用するRSグレードに関しては「生産開始時期が未定」になっているとのことから、もしかするとまだ完全なる解決には至っていない恐れも。

ちなみに発売時期や生産時期に関しては、既にトヨタディーラーにも情報が入っていて、2.5リッターダイナミックフォースエンジン+ハイブリッドモデルのG Advanced Leather Package/G Advancedのラインオフが2022年9月1日となるため、早期的にRS/RS Advancedを購入・契約していた人からすると「そんな話聞いてないよ!」とクレームが入ってもおかしくないところです。

2ページ目:新型GRヤリスもまだまだ長納期化の可能性も…レクサスの2022年8月「1回目」工場出荷目途一覧は?