これまた荒れそうな予感…トヨタが2022年8月「1回目」の工場生産・稼働停止計画を公開!bZ4X/ソルテラは18日停止、フルモデルチェンジ版・新型ノア/ヴォクシーは5日停止へ

2022年8月はお盆休みもあるため、元町工場のbZ4X/ソルテラ/MIRAIは全く生産できない状態

トヨタが定期的に情報公開している国内工場生産・稼働停止計画ですが、2022年7月19日のトヨタ公式プレスリリースより、同年8月「1回目」となる工場生産・稼働停止計画が公開されました。

今回の工場生産・稼働停止計画は、お盆休みによる工場休止も含めると停止期間は長いと思われますが、やはりハブボルト締結問題で悩まされるトヨタ新型bZ4X/スバル新型ソルテラの元町工場は、2022年7月分も含めるとほぼ工場は停止状態になっていると予想されます。

昨今の諸事情による部品供給不足や半導体の供給不足も含めると大きな痛手になりますが、2022年8月のグローバル生産台数は70万台程を見込んでいて(国内約20万台、海外約50万台)、年初に仕入先に伝えた台数から、グローバルで15万台程度(内、国内5万台程度)の見直しを行っていくとのこと。


これだけ台数に大きく影響していながらも、トヨタは「通期生産見込み(約970万台)について変更無し」と説明

ちなみに、2022年8月~10月のグローバル生産台数については、平均で月85万台程度を予定しているそうで、通期生産見込み(約970万台)についての変更はないとのことですが、今後どのように挽回していくのか(挽回できる手立てはあるのか?)は疑問に思う所です。

早速、2022年7月19日のトヨタ公式プレスリリースにて公開された2022年8月「1回目」の工場生産・稼働停止スケジュールをチェックしていきましょう。

【2022年8月の工場生産・稼働停止スケジュール一覧[修正版](全14工場28ライン中 → 6工場9ライン)】

[トヨタ自動車・元町工場・第1ライン]
bZ4X/スバル・ソルテラ/ミライ・・・2022年8月1日(月)~5日(金)、8日(月)~12日(金)、22日(月)~26日(金)、29日(月)~31日(水)の計18日間

[トヨタ自動車・堤工場・第1ライン]
◇プリウス/プリウスPHV/カローラ・・・2022年8月1日(月)~2日(火)の計2日間

[トヨタ自動車・堤工場・第2ライン]
◇カローラスポーツ/カムリ・・・2022年8月1日(月)~5日(金)の計5日間

[トヨタ自動車東日本・岩手工場・第1ライン]
◇C-HR/アクア・・・2022年8月1日(月)~2日(火)の計2日間

[トヨタ車体・富士松工場・第2ライン]
◇ノア/ヴォクシー・・・2022年8月1日(月)~2日(火)の計2日間

[トヨタ車体・吉原工場・第1ライン]
◇レクサスLX/ランドクルーザー300・・・2022年8月1日(月)~5日(金)、8日(月)~12日(金)、22日(月)の計11日間

[トヨタ車体・吉原工場・第2ライン]
◇ランドクルーザー70・・・2022年8月1日(月)の計1日間

[豊田自動車織機・301ライン]
◇RAV4・・・2022年8月22日(月)の計1日間

[豊田自動車織機・302ライン]
◇RAV4・・・2022年8月22日(月)の計1日間

via:Toyota

以上がトヨタの2022年8月「1回目」の工場生産・稼働停止スケジュールとなります。

上のスケジュールにもある通り、新型bZ4X/スバル新型ソルテラを生産する元町工場では、2022年秋頃に発売予定のフルモデルチェンジ版・新型クラウン(New Crown)も生産される計画となっていますが、おそらくハブボルト締結問題が解決しない限りは生産が難しそう。

そう考えると、このハブボルト問題がずるずると引きずるようであれば、そもそも新型クラウンは2022年秋頃に発売できるのだろうか?という疑問も出てくるわけで…この点は今後のトヨタの公式スケジュールを定期的にチェックしていく必要性がありそうですね。

2ページ目:新型ノア/ヴォクシーに加え、ノアのOEMモデルも長納期化の恐れも?