誓約書の意味とは?フルモデルチェンジ版・ホンダ新型シビックタイプR(FL5)が早くも日本の競売に出品予定。なぜリスクを背負ってまで禁止行為に手を染めるのか?
新型シビックタイプR(FL5)は、新車登録後「1年間は転売・輸出禁止」となっている
2022年9月1日に発表・発売されたばかりとなるホンダのフルモデルチェンジ版・新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)。
ホンダとしては最後になるかもしれない純ガソリンエンジン&前輪駆動(FF)&6速MT搭載のハードコアスポーツモデルということで、発表・発売前から先行予約が集中しており、2022年9月下旬時点での納期は「約2年」と噂されています。
私も購入・契約済の新型シビックタイプRですが、本モデルを新車購入する際、「登録後1年間は転売・輸出しない」「誓約書の内容に違反した場合、またはその恐れがあると販売会社が判断した場合は、取引を拒絶、停止、または解除等する場合がある」と記載された誓約書にサインする必要があります。
そんな新型シビックタイプRですが、早くも国内業者オークションに出品される予定で、既にSNSなどで大きな話題となっています。
おそらく日本でもトップクラスの早さで納車されたオーナー車両の可能性も
2022年9月29日に開催される日本国内のオークションにて出品されるのは、ホンダのコーポレートカラーにもなっているチャンピオンシップホワイトで、まさしく上の画像の通りの仕様。
車台番号は「FL5-1000491」で、走行距離は僅か62kmとほとんど走られていない状態です(ナンバーも登録されているので、おそらく軽く公道にて街乗りして手放したものと予想)。
新型シビックタイプRは、全国の一部のホンダディーラーに配備される試乗車・展示車用のデモカー枠として400台確保されており、これに関しては一般ユーザーに販売してはいけないという決まりがあるのですが、今回掲載されている車台番号を拝見する限りだと、「多分デモカー枠ではなく、一般ユーザー向けの車両」である可能性も。
最も早い人だと、2022年9月上旬から納車が始まっている
ちなみに、ユーザー向けの一般オーダー受付け開始日が2022年9月1日からで、日本全国で最も早い方だと2022年9月上旬~中旬にかけて納車されていますが、おそらく今回出品予定の個体も、日本ではトップクラスの早さで顧客に納車された可能性が高そう(車両登録月が令和4年9月)。
セールスポイントや注意事項としては以下の通りで、基本的には新型シビックタイプRに標準装備の内容となるため、特にカスタムされたり、早期的に納車されたから特別装備が充実しているということはありません。
◇ドライブモードスイッチ&「R+」モードスイッチ
◇レブマッチシステム
◇Honda LogR
◇TYPE R専用10.2インチデジタルメーター
◇Hodna CONNECTディスプレイ
◇Honda SENSING
◇バックカメラ
◇チャンピオンシップホワイト(ボディカラー)
◇TYPE R専用エンブレムキー
◇ブレンボ製ブレーキシステム
◇Honda TYPE Rシート
◇19インチリバースリムアルミホイール
◇TYPE R専用ステアリング
◇ETC2.0
◇シリアルナンバー入り(アルミ製エンブレム)
◇DOPフロアカーペットマット(プレミアムタイプ)