映画「ワイルド・スピード」で有名になったヴェイルサイドのホンダ初代NSXが値下げ!ヴェイルサイドといえばマツダRX-7以外にもトヨタ・アルファードのカスタムモデルも登場していた
日本製スポーツカーが高騰しているなか、とあるホンダ初代NSXが値下げに
日本国内だけでなく海外でも大きな注目を浴び、新車価格以上にて取引されている日本製(JDM)スポーツカーですが、そのなかでも日産スカイラインGT-R(Nissan SKYLINE GT-R)やトヨタ80スープラ(Toyota 80 Supra)に続き、ホンダ初代NSXも新車価格よりも高騰しています。
今回は、ちょっと珍しいカスタマイズモデルの初代NSXが中古車市場にて販売されているのですが、当初の販売価格よりも値下げしていたことが明らかとなっています。
話題になっているのは、日本のチューナーでお馴染みヴェイルサイド(VeilSide)が販売している初代NSXのカスタマイズモデル・フォーチュンで、専用ボディキットを装着することで見た目は大きく変化し、更にリヤビューはフェラーリ360モデナ(Ferrari 360 Modena)を彷彿とさせるデザインに仕上げられています。
どれぐらいの価格帯に販売されているのかも含め、早速チェックしていきましょう。
かなり個性的なNSXフォーチュンを見ていこう
こちらが今回販売されているヴェイルサイドカスタムの1989年式ホンダ初代NSXフォーチュン。
スウェーデン・ストックホルムの自動車ディーラーCustom Car Sthlm ABにて販売されているこのモデルは、1991年のフェイスリフト前のNSXがベースになっていて、走行距離は僅か12,780kmとほとんど走られていません。
そして気になる中古販売価格ですが、当初は現地価格の699,000kr(日本円に換算して約887万円)だったものの、2022年9月下旬時点では650,000kr(日本円に換算して約825万円)にて販売されているとのこと。
スウェーデンでの人気はそこまで…?
なぜ値下げされたかは不明ですが、RX-7フューチュンのデザイン言語と同様に、大口化しているフロントロアグリルやエアインテーク、奥行きのあるヘッドライト意匠はヴェイルサイド専用ボディキット特有で、従来よりもワイド&ローに。
ちなみにフォーチュン仕様のNSXに仕上げるためには、NA1/NA2の個体がベースになるとのことで、日本円だとカスタマイズパーツだけで総額180万円という金額なのだそう。
・フロントバンパースポイラー
・フロントフェンダー
・ボンネット
・ヘッドライトセット
・サイドスカート
・ドアパネル
・リヤフェンダー
・サイドミラー
・リヤバンパースポイラー
・リヤウイング
・エアロミラー
・トランク
サイドビューの角ばったデザインやサイドシルに追加されたエアインテーク、そしてフロント19インチ/リヤ20インチのタービンスタイルアルミホイールホイールなど、その一つ一つのパーツも結構な迫力がありますね。
リヤビューはフェラーリ360モデナ風
リヤビューはフェラーリ360モデナを彷彿とさせるものがあり、特に片側2灯式テールランプやカーボンブラック?のガーニッシュなども360モデナ風。
リアデッキも大きく変更され、フローティングリアウィングや水平方向のスリットが設けられています。
マフラーもセンター2本出しのエキゾーストパイプをインストールし、ボディカラーもロッソコルサのような色合いに。
ちなみにCustom Car Sthlm ABの情報によると、どうやらこのモデルは2021年にベースのレッドカラーに再塗装されているとのことで、その色あいやコンディションは抜群とのこと(もちろん自走も可能)。
リヤミドシップには魅せるエンジンも。
パワートレインは排気量3.0L V型6気筒VTECエンジンを搭載し、若干のチューニングアップで最高出力270hp → 300hpまで向上。
なおエンジンは、新しいカムベルトやウォーターポンプ、フューエルなどの消耗品は全て新品に交換され、サスペンションもBCレーシングの車高調でアップデートされているそうです。
2ページ目:ヴェイルサイドのカスタムモデルは、マツダRX-7以外にもトヨタ・アルファードや日産スカイラインGT-R R33も存在する?