ランボルギーニが(2023年)マイナーチェンジ版・新型ウルスSを世界初公開!ペルフォルマンテとほぼ同等ではあるものの、重量重めで加速性能は遅めか
新型ウルスペルフォルマンテが発表されて約1ヶ月…新型ウルスSはどんなモデル?
2022年8月20日、ランボルギーニはペブルビーチにて新型ウルスペルフォルマンテ(Lamborghini New Urus Performante)を発表しましたが、今回はその第二弾ということで新たなフェイスリフト(マイナーチェンジ)モデルを発表しました。
そのモデルというのが新型ウルスSと呼ばれる個体で、基本的なエンジンスペックはウルスペルフォルマンテと同等レベルではあるものの、少しパフォーマンスを落とした控え目且つコンフォート寄りのモデルといったところでしょうか。
あくまでもビジネス志向を貫くランボルギーニですが、既に入手困難なウルスペルフォルマンテに対し、販売台数を伸ばすことも目的とした派生モデルとして導入された可能性も高そうです。
一体どのような内外装デザインを持ち、ウルスペルフォルマンテとどのように異なるのかチェックしていきましょう。
新型ウルスSはあくまでもマイナーチェンジモデルという立ち位置で、ペルフォルマンテよりもフード周りは控え目
こちらが2022年9月29日に突如として発表された新型ウルスS。
その見た目はウルスペルフォルマンテに比べて控え目な印象で、フロントバンパー形状はフェイスリフト(マイナーチェンジ)仕様で統一されていますが、フロントフードはセンターデカールが採用されているわけではなくシンプルなモノトーンタイプ。
ちなみにエアインテーク周りの加工ようなバンパー形状は、以前ランボルギーニが販売したウラカンペルフォルマンテ(Huracan Performante)にそっくりで、敢えてこのような懐かしさを感じさせる複雑な形状をウルスペルフォルマンテとウルスSに採用してきたのは驚き。
ちなみにこちらがウルスペルフォルマンテのフロントマスク。
フロントフードやトップルーフ以外は基本的に共通といったところでしょうか。
こうして見ると、新型ウルスSの立ち位置的には、マイナーチェンジ版&ノーマル仕様としてラインナップされたアヴェンタドールS(Aventador S)のような存在なのかもしれませんし、今後このウルスSを購入したユーザーを対象に、ウルスの新たな特別仕様車やハイパフォーマンスモデルの購入権を得られるための条件車両として展開されることも考えられそう。
※アヴェンタドールSVJも、アヴェンタドールSを購入していないと購入権が得られないなど、ランボルギーニのビジネス志向は年々ヒートアップしていたように感じられる
こちらはサイドビュー。
ボディスタイルは基本的にマインチェン前のウルスと同等で、足もとのアルミホイールデザインなどは変更されています。
エンジンスペックはウルスペルフォルマンテと共通だが…?
ちなみにパワートレインは、排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンはそのままに、最高出力650ps → 675ps/最大トルク850Nmを発揮するとのことで、最大トルクは変化していないもののマイナーチェンジ前に比べて+25psアップされ、更にペルフォルマンテと同じなのは中々にグッド。
ただしここで注意してほしいのは、ウルスペルフォルマンテのように47kgもの軽量化を施していないため、0-100km/hの加速時間は3.5秒と、ペルフォルマンテよりも0.2秒遅いということ(この0.2秒の違いを体感することは難しいですが…)…そして最高時速は変わらずの305km/hにまで到達します。