思った以上に早かった…日本にも複数納車済みのランボルギーニ新型カウンタックLPI 800-4にリコール!走行中にガラスエンジンフードが外れて事故につながる恐れ

リヤガラスエンジンフードが外れてしまい、大事故につながる恐れも

ランボルギーニが世界限定112台のみ販売した新型カウンタックLPI 800-4(Lamborghini New Countach)。

日本にもブルー/レッド/ブラック/シルバー/マジョーラといった、様々なボディカラーの個体が既に納車されていますが、そんな新型カウンタックに早くもリコールが届け出されています。

これは、アメリカ向けに納車された9台の新型カウンタックを対象に届け出されたもので、リヤミドシップに搭載されるV型12気筒自然吸気エンジン+スーパーキャパシター技術を覆うガラスエンジンフードが走行中に落下してしまう恐れがあるとのこと。

米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)によって提出された文書によると、エンジンルーム用のカバーとして機能するリアガラスパネルが、車体から外れて飛んで行ってしまう恐れがあるとして、例えば走行中に外れてしまい、他車と接触するような道路上での危険並びに事故を引き起こすことも考えられます。

ちなみに、エンジンフードもしくはリヤハッチガラスが走行中に外れる危険性があるというリコールは、今回のような新型カウンタックだけでなくフェラーリ812スーパーファスト(Ferrari 812 Superfast)でも届け出されたことがあります。


「ガラスエンジンフードが外れた」という不具合例も1件発生

ちなみに今回届け出された9台の新型カウンタックに対し、実際にリヤガラスが外れたのは1台とのことですが、これによる事故や負傷者は出ていないそうです。

不具合が発生した場所はカタールとのことですが、海外カーメディアによるとアメリカ向けに納車された個体をカタールに持ち込んだとか。

そして4枚装着されているガラスフードのうちの1枚が走行中に外れしまったものの、オーナー側に過失はなかったと報告されています。

ランボルギーニは内部分析とテストを行ったところ、不具合要因はガラスサプライヤーのエラーによって引き起こされたことが判明したと述べていて、ガラスパネルの接着に関連する組立て段階での失敗していたことが原因とのこと。

現時点でこの問題に関するリコールが届け出されているのはアメリカのみですが、おそらく日本含む他の国においてもリコールが届け出されるものと予想され、その台数は全112台に上ることが予想されます。


事故などの衝突時にシートベルトが上手く機能しない恐れアリ

続いては、テスラのエントリーモデルでお馴染みモデル3の1車種・計106台にリコール。

不具合内容としては、後席の左座席バックルと中央席の座席ベルト取付装置において、サービス修理時における固定が不適切なものがあるとのこと。

そのため、衝突時に座席ベルトが設計通りに機能しないおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをチェックしていこう!

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合は起きておらず、本社からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[テスラ3]
・ZAA-3L13/5YJ3F7EA1KF442506~LRW3F7FA6MC349878/令和元年 7 月 31 日~令和 3 年 9 月 2 日/17台

・ZAA-3L13B/LRW3F7FJ3MC262729~LRW3F7FJ2MC285581/令和 3 年 5 月 28 日~令和 3 年 6 月 19 日/3台

・ZAA-3L23/5YJ3F7EB4KF445294~LRW3F7EB1MC349801/令和元年 7 月 8 日~令和 3 年 8 月 31 日/22台

・ZAA-3L23B/LRW3F7EK0MC298601~LRW3F7EK7MC416160/令和 3 年 6 月 30 日~令和 3 年 11 月 2 日/16台

・ZAA-3L23P/5YJ3F7EC5LF749373~LRW3F7EC4MC415623/令和 2 年 7 月 5 日~令和 3 年 11 月 1 日/31台

・ZAA-3L23PB/LRW3F7EL1MC328407~LRW3F7ELXMC329216/令和 3 年 8 月 8 日/2台

・ZAA-3L23T/LRW3F7EK3NC495876~LRW3F7EK4NC508179/令和 4 年 1 月 19 日~令和 4 年 1 月 24 日/7台

・ZAA-3L13T/LRW3F7FS1NC498760~LRW3F7FS9NC570238/令和 4 年 1 月 21 日~令和 4 年 5 年 29 日/7台

・ZAA-3L23PT/LRW3F7EL9NC521339/令和 4 年 2 月 13 日/1台

改善措置としては、全車両当該部品の固定状況を確認し、固定方法が不適切なものについては正しい固定方法に修正を行うリコール作業を実施するとのことです。

2ページ目:BMW新型2シリーズ/iXのドライビングサポートが機能しない恐れアリ?