トヨタ新型イノーバゼニックスが2022年11月21日に世界初公開!カロクロ/新型プリウスと同じTNGA-Cを共用し、天井には「光るパノラマルーフ付き」

ホンダ新型BR-Vに対抗する新世代3列シートMPV導入へ!

トヨタのインドネシア法人が、新世代MPVとなる新型イノーバゼニックス(Toyota New Innova Zenix)を世界初公開しました。

SUVとミニバンスタイルを両立する3列シートを採用した一台で、プラットフォームには2022年11月16日に発表されたばかりとなるフルモデルチェンジ版・新型プリウス(New Prius)や新型カローラクロス(New Corolla Cross)といったTNGA-Cがベースとなり、ハイブリッドパワートレインを採用することにより、環境法規制や排ガス規制に準拠し、優れた燃費性能を発揮します。

競合モデルとしては、2021年9月に発表されたホンダ新型BR-Vが対象になると予想され、何れもインドネシアでのMPV市場を大きく盛り上げるモデルになることが期待されます。


新型イノーバゼニックスは想像以上にエネルギッシュ

早速新型イノーバゼニックスのエクステリアから見ていきましょう。

上の画像は純正フルノーマルではなく、ディーラーオプションのモデリスタが装着されたモデルとのこと。

近年のトヨタのデザイン言語で多く見られる大口タイプのハニカムフロントグリルが採用され、ヘッドライトレンズはどことなく新型カローラクロス似。

リヤデザインやテールランプ意匠もカローラクロスっぽい雰囲気ですし、見た目の印象としてはかなりエネルギッシュ。

フロントヘッドライトはLEDのリフレクター式だと予想されますが、その直下にあるエアインテークに水平基調のLEDデイタイムランニングライトもしくはポジションランプらしきものが確認できますね。

ちなみにボディサイズとしては、全長4,755mm×全幅1,850mm×全高1,795mm、ホイールベース2,850mm、最低地上高185mmと全体的に大きめ。

同じプラットフォームを共有する新型カローラクロスだと、全長4,490mm×全幅1,825mm×全高1,620mm、ホイールベース2,640mm、最低地上高160mmなので、こうして比べてみるイノーバゼニックスはミドルサイズクラスであることがわかります。

シルエットやインパクトはハイランダーにそっくり

改めて新型イノーバゼニックスのエクステリアを見ていきましょう。

ハイランダースタイルのウィンドウラインが採用され、足もとのホイールは、グレードによって16インチ~18インチサイズがラインナップされています。

サイドビューはこんな感じ。

かなり力強いエクステリアとダイナミックなスタイルが印象的なイノーバゼニックスですが、足もとのアルミホイールがコンパクトだからなのか、少し寂しく思う所。

このモデルのコンセプトが「イノベーティブ・マルチパーパス・クロスオーバー(革新的で多目的なクロスオーバー)」なので、都会的でオフロードでも活用できるような新たなMPVになると予想されますし、社外製大口径タイヤアルミホイールでカスタマイズするのも良いかもしれません。

リヤビューは、先述の通りカローラクロスっぽいデザイン。

リヤテールランプはおそらくLEDだと予想されますが、リヤウィンカーはバルブタイプ(非LED)を標準装備。

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