こんなことがあった。トヨタ新型カローラクロスを否定していた知人が「カロクロ欲しいのに買えなかった…」と報告。販売店でも再び注目が集まっているようだ

カローラクロスは2022年11月時点でガソリン/ハイブリッド(HEV)共に受注停止で新車購入できない

2021年9月に発売されて1年2か月以上が経過したトヨタ新型カローラクロス(Toyota New Corolla Cross)。

Cセグメントモデルで都会派SUVのC-HRとは異なる兄弟車で、アクティブ&アウトドア志向のエクステリアでありながら、カローラ群のラインナップでは大きく異なる顔つきであることも大きな話題となりました。

発表当初は好き嫌いがはっきりと分かれたカローラクロスですが、発売から1年以上経過した今ではガソリンモデル/ハイブリッド(HEV)モデル共に受注一旦停止になるほどの大人気モデルで、毎月一般社団法人日本自動車販売協会連合会が発表している新車販売・登録台数ランキングにおいて上位を獲得し続けています。

そんな新型カローラクロスですが、ここ最近になって色々な出来事があったのでご紹介していきたいと思います。


「カローラクロスはダサい」と散々否定していた知人が、発売から1年近く経過して「カロクロ欲しい…」と言っていた

先日、いつもお世話になっている知人と食事することになり、「車を買いたいのに買えない」という相談を受けたことがあったのですが、そのときに言っていたのは「トヨタのカロクロを買いたかったのに買えなかった。あの車凄く良いのに…」という内容。

実はこの知人、カローラクロスが発表された当初は「あの車はダサい」「エンジンも内装も古くてチープ」「多分売れないだろうな」「価格は安いかもしれないが欲しいとは思えない」と完全否定していました。

当時彼が言っていた言葉は今でもはっきりと覚えていましたが、なぜか発表されてから1年以上が経過した今になって「もっと早くに買っておけば良かった」「凄くカッコいい車なのに」「よく考えられた車だと思う」と1年前とは全く反対のことを言っていたのがとても印象的でした。

なぜ意見がコロッと変わったのか?

私もさすがに気になって「どうして急にカロクロが欲しくなったんですか?」と質問してみたところ、どうやらカローラクロス以外にも、トヨタ新型ハリアー(Toyota New Harrier)/RAV4やマツダCX-5/CX-8なども検討していたそうですが、ハリアー/RAV4は「いつ納車されるかわからない上に、欲しいグレードは受注停止」「マツダCXシリーズはリセール面も考慮して中々踏み切れない」とのこと。

そして、ここ最近の人気&新型SUVの価格が想像以上に高かったそうで、おまけに中古車市場も新車価格以上で販売されているのを見て、改めてカロクロのコスパの高さ、デザインとサイズ感のバランスなど、全てにおいて「ちょうど良かった」とのことから購入候補に挙がっていたそうです。

知人にとってカローラクロスはベストバイの車だったようだ

カローラクロスの良さは、昨今の新型車では見られない「普通さ」を持っていて、過度な快適装備を採用せず、必要最低限でありながら必要と思える装備を充実させたCセグメントSUVであり(絶妙な取捨選択)、価格帯も199万円~とリーズナブルな設定に仕上げてきたところは、ここ最近の新世代SUVでは見られない大きな特徴だと思うんですね。

知人にとって、「必要最低限の装備」「使い勝手の良さ」「適度なサイズ感」「荷室が充実している」「手ごろな価格帯」というポイントを重要視していて、これらを十分満足させるのがカロクロだったそうで、考えれば考える程カロクロの魅力にハマってしまい、我慢できずにトヨタディーラーに相談してみたところ「2023年9月頃まで受注停止」との回答から今日に至るそうです。

「欲しいと思ったときに買えなかった」というのは、知人にとっても大きく後悔しているポイントで、「あのときカロクロのことを否定していた自分を恨む」と云わせるほどの車ですから、彼にとってはまさにベストバイともいえる一台だったのだと思います。

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