ホンダの新世代商用ピュアEV軽はN-VANベースで決定し2024年春頃に発売へ!充電場所は新型ヴェゼルのピュアEV版e:NP1/e:NS1と同じフロントパネル?

発売はまだまだ先だが、今後のホンダのピュアEVモデルに期待が高まる

2022年4月、ホンダが2030年までに向けたグローバルの推進と電動化への取り組みに関するビジネス内容を発表した際、2024年以降に向けて新世代ピュアEV軽の商用モデルとパーソナルモデルを発表・発売することを明らかにしましたが、今回、遂にピュアEV軽の商用モデルに関する概要が明らかとなりました。

ホンダは2050年に、全ての製品と企業活動を通じたカーボンニュートラルの実現を目指し、四輪車においては2030年までにグローバルで30種類のEV展開を予定していて、日本市場ではその筆頭としてピュアEV軽が新たな幕開けとなりそうです。

ちなみに今回発表された概要並びにプロトタイプモデルを見ていくと、商用モデルのベースとなるのは、既にNシリーズとして展開されているN-VANがベースになるとのことで、シンプルな見た目でありながらも、内燃機関を一切使用せず、近場をメインとして移動・運搬用として活用することが期待されます(そのためバッテリー容量が小さいこと、航続可能距離が少なくなることは容易に想像できる)。


ピュアEV商用軽はN-VANがベース

こちらが今回世界初公開された、商用タイプのピュアEV軽プロトタイプとなりますが、確かにその見た目はN-VANのエントリーモデル風。

あくまでもプロトタイプモデルなので、ここからもう少しブラッシュアップしてデザインがよりピュアEVっぽく仕上がるのかもしれませんし、もしかしたらこの姿からそこまで大きな変化を遂げない?ということも考えられます。

フロントマスクを見ていくと、フロントヘッドライトはLEDではなくハロゲンだと思われ、フロントウィンカーも非LEDのバルブ式。

商用としてだけでなく、趣味車(第二の家)としても活用できるのは大きい

ボディスタイルもN-VANそのもので、大容量の荷室空間と、助手席側のセンターピラーレスが実現する荷室空間の使い勝手の良さ、アレンジ力の高さが特長で、仕事も趣味も自分らしく生活を楽しみたいという顧客のニーズに対応した車となりそうです。

商用タイプのピュアEV軽では、N-VAN独自の使い勝手を踏襲しながら、EVならではの高い静粛性や、ストップ&ゴーの多い交通環境に適した力強い加速を実現するとのことで、これにより、近年需要の高まる街中でのラストワンマイル配送などの商用利用に加え、個人ユーザーの日常使いにも柔軟に対応する、日本の暮らしになじむEVとなることを目指しているとのこと。

ピュアEV商用軽の充電ポートはフロントアッパーグリル部分?

改めてピュアEV軽のフロントマスクを見ていくと、個人的にちょっと気になったのがフロントアッパーグリルの赤丸部分。

”H”ロゴバッジの両サイドに四角いパネルのようなものが確認できるかと思いますが、赤丸の部分にはつまみのようなものが確認できることから、おそらくフロントアッパーグリルにバッテリーの充電ポートが設けられているのでは?と推測。

こうした充電方式は、既に中国市場にて販売されている新型ヴェゼル(New Vezel)のピュアEV版となるe:NP1/e:NS1と同じ手法。

東風本田が販売した新型e:NS1の充電ポートもチェックしていこう

ちなみにこちらが、以前当ブログでもご紹介した中国・東風本田のピュアEVクロスオーバーモデルとなるe:NS1。

従来の新型ヴェゼルとは異なり、フロントグリルレスで、アッパーグリル周りにパーティングラインのようなものが確認できるかと思います。

こちらがフロントアッパーグリル。

一枚のパネルのようなものが確認できますが、ジャーナリストの右人差し指の先にあるスイッチを押すと…?

こんな感じでパネルがオープンし…

従来の家庭用充電と急速充電の2ポートが設けられています。

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