トヨタが2022年12月~2023年3月にかけて国内向けを大量生産!長納期と言われた新型ハリアー/RAV4/ランクルプラド等が一気に短縮されるようだが、また別の問題も…?

確かに今回の納期短縮で困惑するトヨタディーラーや顧客が出てきても不思議ではないかも

2021年辺りから主要モデルを中心に長納期化が止まらないトヨタ。

特に一部改良版・新型ハリアー(Toyota New Harrier)やRAV4、ランドクルーザープラド(New Land Cruser Prado)、フルモデルチェンジ版・新型クラウンクロスオーバー(New Crown Crossover)は、半年以上どころかグレードによっては1年以上とも云われていましたが、ここに来て「大幅な納期短縮」に関する通達がメーカーからトヨタディーラーに入ったようです。

しかも大幅な納期短縮の要因は、2022年12月~2023年3月にかけて海外市場向けとして生産予定だった車両を国内向けにシフトしたとのことから、(これはあくまでも私や販売店の推測ではありますが…)2023年3月の決算期に向けての生産調整を行っているからではないか?だと推測。

具体的にどれぐらいの納期短縮となっているのか?そして今回の大量生産並びに納期短縮で「新たな別の問題」とは?私がお世話になっているトヨタディーラーでの例を挙げて見ていきたいと思います。


2023年1月~4月頃に納車予定といわれていたモデルが、全て2022年12月に納車予定に

私がお世話になっているトヨタディーラーの情報によると、以下のモデルの一部のグレードが納期短縮の対象になっているそうで、特に2023年1月~4月に納車予定と云われていたモデルが「2022年12月中に一挙に生産・出荷・納車可能」になるとのこと。

◇ハリアー

◇RAV4

◇ハイエース

◇ランドクルーザープラド

◇クラウンクロスオーバー

◇カローラシリーズ

◇ヤリス

◇アクア

以上の車種が2022年12月中に大量に出荷され、納期が大幅に短縮されるモデルたちとのことですが、具体的なグレードまでは私もさすがに把握できておらず。

既に累計10万台近くの新車販売・登録が完了している新型ノア(New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)は、全く納期短縮の連絡が入っていないとのことで、特にトヨタチームメイト・アドバンスドパークやパノラミックビューモニター[PVM](床下透過表示機能付)装着モデルは「納期未定」のままとなっているようです。

長納期で困る顧客もいれば、急に納期が短縮されて困る顧客も

先ほどの納期短縮の対象となっているモデルで、2023年4月頃の「雪解け&サマータイヤへと履き替えるタイミングの納車時期」から、2022年12月の「これから大雪&スタッドレスタイヤへと履き替えるタイミング」に納車時期が変わるというのは予想だにしていなかったでしょうし、これはこれで販売店側や納車待ちのユーザー側もあたふたするのは致し方ないところ。

特に顧客側からすると、いきなり真冬に納車が確定するとなると、すぐにスタッドレスタイヤホイールを準備しなければならないですし、スタッドレスタイヤ交換するとなると、2022年12月はピークで予約も全くとれない状態ですから、スケジュール調整も大変だと思います。

2022年12月の納車はさすがに…それであれば年式が変わる2023年1月に納車してほしい

先程の2023年4月 → 2022年12月に納車時期が一挙に短縮される一方で、もう一つ問題となっているのが「登録年式」の問題。

私がお世話になっているトヨタディーラーの情報によると、やはりどの車種であっても、顧客の多くが「12月納車」というのは抵抗あるそうで、その理由が翌月には「年式が古くなってしまうから」。

つまりに、僅か1ヶ月待って2022年 → 2023年へと年式が切り替わるのであれば、リセール面で大きく影響するであろう新しい年式で納車された方が良い、という理由から「2022年12月ではなく2023年1月に納車時期をズラしてほしい」というユーザーも非常に多いそうです。

確かにその気持ちは分からなくもないのですが、実はこういった「納車月をズラしてほしい」との顧客からの依頼がある影響で、今度は販売店側が抱える”別の問題”が出てくるんですね。

2ページ目:販売側が抱える別の問題とは?