何とベースは日産ムラーノ!新型フェアレディZ(RZ34)のSUV版となるフェアレディXが東京オートサロン2023に出展へ!ボディカラーはZ432R風の過激なオレンジ×ブラック2トーン
東京オートサロンでは、学生の個性溢れる作品が出展されるのも名物の一つ
2023年1月13日~15日に、千葉県は幕張メッセにて開催される東京オートサロン2023。
本イベントでは、様々なカスタマイズモデルに加え、自動車メーカーから様々な新車・新型車が発表・発売されることでも有名ですが、日産京都自動車大学校・カスタマイズ科より、何ともユニークなカスタマイズモデルが出展されることが明らかとなりました。
そのモデルというのが、2022年夏頃に日本でも発売され、すぐに受注停止となったビッグマイナーチェンジ版・日産の新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)をモチーフにした一台で、何と2ドアクーペではなくクロスオーバー化したユニークな一台に。
一体どのような見た目に仕上がっているのか、ベースとなるモデルは何なのかも見ていきましょう。
まさかフェアレディZのクロスオーバー化をこんなにも早く見れるとは…
こちらが今回、日産京都自動車大学校・カスタマイズ科によって公開されたフェアレディX。
フロントマスクは確かに新型フェアレディZ(RZ34)そのもので、ヘッドライト意匠や四角形の大口フロントグリル、エアインテークを設けない滑らかなフロントバンパー、そしてパワーバルジをイメージしたマッスル感のあるフロントフードの演出もお見事。
ただフェアレディZ特有の伸びやかでシャープなスタイリングではなく、どこかボテッとしたスタイリングなのはSUVモデルがベースだからですが、実はベースとなっているモデルがムラーノ(Murano)とのこと。
バイトーンのトヨタ新型クラウンクロスオーバーを彷彿とさせるカラータッチ
リヤクォータービューはこんな感じ。
リヤテールランプや上方に反り上がるリヤスポイラーもフェアレディZそのものですが、縦に長く感じるのもクロスオーバーがベースになっているため。
そして、スポイラーエンドには”Fairlady X”ではなく”Fairlady Z”のバッジをそのまま貼付しているところもユニーク(しかしリヤエンドのプレートには”Fairlady X”と表記)。
リヤクォーターピラーには、フェアレディZの象徴ともいえる”Z”バッジが貼付され、ボディカラーもZ432Rを彷彿とさせるオレンジ×ブラックルーフの2トーンカラーに仕上げられていますが、日産が東京オートサロン2022に出展した新型フェアレディZ(RZ34)カスタマイズドプロトも意識しているのかもしれません。
ムラーノをベースにしつつ、フェアレディZのバンパー形状やフロントフード形状に近づけていることもあり、チリが中々合っていない部分はあるものの、学生のアイデアで派生モデルをイメージさせるような魅力あふれる個体が生み出されることは、日産だけでなく様々なユーザーにも刺激を与えてくれるのではないかと思います。