まさかのインスパイア復活!フルモデルチェンジ版・ホンダ新型アコードの姉妹車として中国デビューすることが明らかに!フロントグリルは新型ZR-V風

中国ではシビック/インテグラ、フィット/ライフのように、合弁企業によって車名が異なる

日本市場でも2024年春頃に発表・発売予定で、既に国内の公道でも開発車両がスパイショットされているホンダのフルモデルチェンジ版・新型アコード(Honda New ACCORD)。

既にアメリカ市場ではグレード別価格帯も明らかになっていて、中国市場でも市販化されることが明らかになっていますが、何とこのモデルの姉妹車としてホンダと東風汽車の合弁企業である東風本田が、新型インスパイア(Dongfeng Honda New Inspire)を発表することが明らかとなりました。

これは、中華人民共和国国務院に属する行政部門の中華人民共和国工業情報化部(MIIT)によってリークされたもので、既にエクステリアデザインも明確になっているのですが、新型アコードがベースでありながらも、どこかZR-Vのような雰囲気も持ち合わせる不思議なエクステリアに仕上げられています。


リークされた新型インスパイアのエクステリアを見ていこう

こちらが今回、MIITによってリークされた東風本田の新型インスパイア(中国表記:英仕派/インシパイ)。

プラットフォームやデザイン、パワートレインは新型アコードがベースになりますが、大きく異なるのはフロントバンパー(特にエアインテーク)やフロントグリルデザインでしょうか。

エアインテークについては、アメリカ市場向けなどを見ていくとシルバー加飾のデザインが設けられ、フロントロアグリルは水平基調、そしてフロントグリルパターンは組子調デザインを採用しています。

一方でインスパイアは、エアインテーク周りには特にこれといった加飾は施されず、シンプルなボディカラーと同色にまとめられ、グリルパターンは縦型基調で新型ZR-Vを彷彿とさせるような高級感を演出。

参考までに、こちらが新型アコードのフロントマスク。

こうして見比べてみると、概ねデザイン言語は同じであるものの、細部のアクセントが異なるだけでイメージも大きく変化していますね(それぞれに個性があって良いと思う)。

ちなみにこちらが新型ZR-Vのフロントマスク。

ハニカム形状のフロントグリルに、マセラティ・レヴァンテ(Maserati Levante)を彷彿とさせるような縦型基調グリルが個性的ですが、まさか中国市場向けの新型アコードの姉妹車に受け継がれるとは…全く予想していなかった展開です。

リヤデザインも細部を見ていくと異なる部分が多い

続いてリヤエンドを見ていきましょう。

L字型のリヤテールランプや水平基調のクリア部分(多分LEDウィンカー)は新型アコードと共通ですが、リヤロアバンパー形状は若干の違いがあり、しかもリヤディフューザーはボディ同色でワイド&ローを演出。

左右のテールランプ周りを見ていくと、左上部には「東風本田」、右上部が「INSPIRE」と表記されたバッジ、そして右下部には最大トルク[Nm]を意味する「260」のバッジが貼付されています。

あとはアコードだと水平基調のリフレクター(反射板)が採用されますが、インスパイアでは縦型基調のリフレクターに変更されています。

参考までに、こちらがアコードのリヤデザイン。

リフレクターやリヤロアバンパーデザインが異なっていることが確認できますね。

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