オーナー要チェック!フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ノア/ヴォクシーが盗難対象に?タイヤハウスカバーが外され、CANインベーダーによる盗難未遂の恐れも

新型ノア/ヴォクシーは納期1年以上の人気モデルでもあるため、盗難の対象になりやすい?

近年、自動車盗難に関するニュースが度々報じられ、そのなかでもトヨタ・ランドクルーザー(Toyota New Land Cruiser)やレクサスLX、トヨタ・プリウス(Toyota Prius)といったモデルの盗難被害が多く、この他にもネオクラシックカーと呼ばれる右ハンドル仕様のJDMスポーツカーでお馴染み日産スカイラインGT-R(Nissan SKYLINE GT-R)等も盗難の対象となっています。

最近では、ステアリングハンドルロックやタイヤロックといった盗難対策グッズの充実化や、指紋認証式のエンジンスターターシステムを自動車メーカーが導入するなど、盗難に対する意識も徐々に強まってきたようにも感じられますが、その一方で自動車盗難技術も先鋭化しているのも否めません。

こうしたなか、2022年1月に発売されて1年以上が経過しているトヨタのフルモデルチェンジ版・ノア(New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)も盗難の対象になっている恐れがあります。


納車されて僅か2か月、新型ヴォクシーが盗難未遂に?

via:Twitter

SNSサイトTwitterにて、今回の件を投稿されたのは、2022年12月に新型ヴォクシーが納車されたばかりという@dingdongmama様(画像はTwitterより引用)。

納車されて僅か2か月ほど経過してからのこと、上の画像にもある通り、ヴォクシーの足元をみていたら違和感を感じ、よく見てみるとタイヤハウスカバーが外れかけていたとのこと。

走行中に何かに接触・事故したわけでもなく、オーナーは「強い力で引っ張られた痕跡があった」と言います。

オーナーは不安に感じ、念のためトヨタディーラーへと持ち込んでみたところ、どうやらタイヤハウスカバーが外れた(外された?)場所が左フロントタイヤカバーであることから、盗難手口の一つでもあるCANインベーダーの恐れがあるとのこと。

今回は未遂で終わったものの、新型ノア/ヴォクシーも盗難の対象となっている恐れがあるため、オーナーもSNSにて盗難対策を強化するよう呼び掛けています。

盗難の手口でよく聞かれるのは「リレーアタック」と「CANインベーダー」

ちなみに盗難手口の種類として、最もよく耳にしたであろうリレーアタックとCANインベーダーの2種類を解説。

まずリレーアタックについてですが、今現在も盗難の手口として使われていて、スマートキーから常時発している微弱な電波を利用し、特殊な機器を用いて増幅することでドアロックを解除・エンジン始動するというもの。

特に、一軒家&シャッター付ガレージ無しの環境で駐車している場所だと盗難の対象になりやすく、車両とスマートキーが近い状況だと狙われやすい傾向にありますし、更にはショッピングセンターなどの駐車場においても、窃盗集団が駐車場で待ち構えて車両から降りてきたオーナーに”シレッ”と近づくだけでも簡単に盗むことも可能に。

ちなみにリレーアタックの対策としては、スマートキーから出ている電波を遮断すれば未然に防ぐことが可能なので、金属缶や電波を遮断するための専用キーケースに入れるなど、比較的簡単に対策できますし、以下の動画のトヨタ/レクサスの場合だと、スマートキーのスイッチング操作(いわゆる節電モード)で電波を遮断することも可能なので、車から降りたら対策しておく癖をつけておくのも一つかもしれませんね。

ちなみに以下の動画では、2分39秒あたりからスマートキーでの対策に関する情報を紹介しています。

【【超簡単リレーアタック対策】盗難防止対策!トヨタ・レクサスオーナー必見!ライズでやってみた!TOYOTA LEXUS Anti-theft measures】

2ページ目:CANインベーダーはリレーアタック以上に厄介?盗難対策も入念に!