日本人オーナーにも納車予定のフェラーリ新型デイトナSP3。早くもモナコにて2台目が納車された模様。ボディカラーはワンオフモデルにも採用されたロッソマグマ

2023年には多くのデイトナSP3が世界のVIPオーナーに納車される

フェラーリが世界限定599台のみ販売したスペシャル限定モデルで、最上位ブランドでもあるアイコナ(ICONA)シリーズ第三弾でもある新型デイトナSP3(Ferrari New Daytona SP3)。

日本人オーナーにも複数台納車予定となっていて、最近だと記念すべき1台目がハンガリー・ブダペストにてジアッロ(イエロー系)カラーのデイトナSP3が納車されていましたが、今回はモナコにて2台目が納車されたそうです。

モナコのフェラーリ正規ディーラーであるフェラーリ・スクーデリア・モンテカルロの公式SNSより、モナコのVIPオーナーに納車されたのはレッド系のボディカラーに身をまとい、内装は何とも個性的なブルーカラー。

しかも定番カラーのロッソコルサ(Rosso Corsa)ではないところもポイントで、具体的にどういったカラーで、どのような仕様に仕上げられているのかチェックしていきましょう。


ワンオフモデルのオモロガータにも採用された希少カラーのロッソマグマ

こちらが今回、世界で2番目&モナコの地に降り立った新型デイトナSP3

ボディカラーは何とも珍しいロッソマグマ(Rosso Magma)で、フェラーリが2020年に突如として発表したワンオフSPシリーズのオモロガータ(Omologata)にも採用された特別カラーです。

このモデルは、フェラーリにとって最上位の顧客やコレクター、アンバサダーだけに声がかけられたモデルということもあって、テーラーメイドカラーはもちろんのこと、上位顧客以外オーダーできないと云われるカラーも選択できることを考えると、ロッソマグマも選択肢の一つに含まれているのは納得ですし、もしかするとオモロガータを所有する人物?ということも考えられそう。

ちなみにオモロガータは、812スーパーファスト(812 Superfast)をベースにしたワンオフモデルで、フェラーリが2009年にアメリカの顧客から特別なオーダーを受けた599GTBフィオラノをベースにした、P540スーパーファスト・アペルタ(P540 Spuerfast Aperta)以来となる10年ぶりのV型12気筒エンジンを搭載した2台目のSPシリーズでもあります。

デイトナSP3は、世界限定209台+1台のみ生産されたラ・フェラーリアペルタをベース

デイトナSP3は、フェラーリが世界限定209台+1台のみ製造した究極の限定モデルラ・フェラーリアペルタ(LaFerrari Aperta)のプラットフォームをベース。

ラ・フェラーリは、V型12気筒自然吸気エンジン+電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド(PHEV)ハイパーカーですが、デイトナSP3に関しては、電気モーターを搭載しない純ガソリンエンジンモデルとなります。

おそらく、フェラーリ最後になるであろう究極のV12エンジンオンリーモデルで、リヤミドシップ+後輪駆動(MR)の組合せも、このモデルが最後になるのではないかと予想されます。

ちなみにパワートレインは、フェラーリのスペチアーレモデルでもある812コンペティツィオーネに採用されている排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンのアップデート版で、最高出力8440ps/最大トルク697Nmを発揮。

2ページ目:ボディカラーだけでなく、内装カラーもかなり特殊?デイトナSP3の新車価格はいくら?