ホンダが2023年3月「1回目」の工場出荷目途一覧を更新!新型シビック全てが受注一旦停止でフィット4も全て半年以上…一方でHonda eは納期1か月&即納可能

ほぼ全てのモデルが半年以上の長納期のなか、ピュアEVのHonda eだけが約1か月の短納期なのが不思議

トヨタやレクサス、スバル、マツダが定期的に更新している工場出荷目途一覧ですが、今回はホンダが2023年3月「1回目」となる最新工場出荷目途一覧を更新しています。

前回の2023年2月「4回目」では、新型ZR-Vやヴェゼル(Honda New Vezel)が1年以上に延びてしまい、その理由もブラインドスポットインフォメーション(BSI)の部品・半導体不足が大きく影響しているから。

ホンダとしては、短納期&緊急対策として「BSI&後退出庫サポートレス」のグレードを追加しましたが、ホンダディーラー曰く「レスグレードに変更しているユーザーは一人もいない」とのこと。


レスグレードは-16,500円(税込み)安くなるだけで、どれだけ納期が短縮されるかもわからない

ちなみにこのレスグレードですが、対象となるのはブラインドスポットインフォメーション(BSI)を標準装備する、新型ZR-V全グレードとヴェゼルe:HEV Zのみで、将来的にはヴェゼルe:HEV PLaYや、新型シビック(New Civic, FL1)/シビックe:HEV(FL4)にも展開される可能性があるとのこと。

とはいえ、このレスグレードは従来モデルよりも-16,500円(税込み)しか安くならない上に、どれだけ納期が短縮されるかも全くわからないため、SNSやブログ読者の方々からは以下のようなコメントも。

・対応が遅すぎる上に、対策内容があまりに雑。しかもメーカーは対策の詳細を一切公式発表していない

・リセール面で大きく影響するし、妥協したくないから上位グレードZを選択しているのに、Zグレードでレスオプションとかただの罰ゲーム

・どれだけ納期短縮されるかわからない上に、後々部品供給が回復して納期が短縮されたらどうなるの?あまりにもリスクが大きすぎる

・20万円~30万円程度のレスオプションなら考えるが、申し訳程度の金額は誰も選ばないだろうし、ホンダの販売本部や営業は無能なの?

・ホンダの製品技術と開発力は高く評価するが、それを販売するための営業力と計画力の無さで全てを台無しになっている。本当に勿体ない

何と新型フィット4も徐々に納期遅れに?

そしてここでもう一つ問題になっているのが、マイナーチェンジ版・新型フィット4(New FIT4)も長納期になっていること。

もともとガソリン/ハイブリッドe:HEVともに6か月~8か月ほどの納期だったのが、2023年3月に入ってから10か月以上に延びているそうで、しかしその原因が明らかになっていないそうです。

前回ブログでもご紹介の通り、新型ステップワゴン(New STEWGN)のガソリンモデルが「B/O(バックオーダー)」で納期未定になっているのと同じで、実はフィット4とステップワゴンでは、ZR-V/ヴェゼル/シビックに使用されるブラインドスポットインフォメーション(BSI)のパーツが異なることから、ほぼ長納期の影響は受けないという話でした。

しかしながら、ここ最近になってステップワゴンやフィット4までも宜しくない方向に変化していることを考えると、もしかするとこの2車種もBSI付のモデルは大幅に遅れるのでは?という心配もありますから、ユーザーの疑問や不安を少しでも解消できるように、メーカー側もできるだけ細かく情報共有したほうが良いのでは?と思ったり。

2ページ目:ホンダの2023年3月「1回目」の最新工場出荷目途一覧では何が変化した?